新装版 まぼろしの邪馬台国 第1部 白い杖の視点

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新装版 まぼろしの邪馬台国 第1部 白い杖の視点

シンソウバンマボロシノヤマタイコクダイイチブシロイツエノシテン

講談社文庫

「邪馬台国はどこか」と盲目の研究者は妻とともに歩く

「本書は考えようでは、妻とともに手さぐりで生き抜いた私の生活記録である」。失明した著者が本書の冒頭でこう書いていたように「邪馬台国はどこか」を探るため、妻・和子に古文書を読んでもらい、筆記してもらい、ともに研究に現地調査に赴いた。二人三脚の結晶が本書なのだ。〈第1回吉川英治文化賞受賞作〉

1965年、『九州文学』に連載された『まぼろしの邪馬台国』をまとめた1967年に刊行された『まぼろしの邪馬台国』(講談社刊)をさらに増補改訂した1980年刊行の『新版まぼろしの邪馬台国』(講談社刊)、それを文庫化した最終版である1982年刊『まぼろしの邪馬台国』(講談社文庫)を、本書は2分冊にしてまとめたものです。


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目次

第一章 音表で解釈しなければ解けぬ記紀の謎
一 失明は天与の命
二 意外な記紀の謎
三 古代史とバナナ
第二章 米栽培の二つの流れ
一 バナナと私
二 オリザ・サチヴァ・ヤポニカ
三 押潮灌漑法とクマ農業
第三章 日の国と筑紫の国の出現
一 日の意味は太陽ではない
二 筑紫とは
三 国文学への提言
第四章 眼底にうつるふるさとの映像
一 嵐をよぶ壁画
二 三千年めの光
三 日本最大の支石

書誌情報

紙版

発売日

2008年08月12日

ISBN

9784062761352

判型

A6

価格

定価:649円(本体590円)

ページ数

288ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2008年10月01日

JDCN

0627613500100011000X

初出

『九州文学』1965年連載の「まぼろしの邪馬台国」をまとめた「まぼろしの邪馬台国」(1967年講談社刊)をさらに増補改訂した「新まぼろしの邪馬台国」(1980年講談社刊)を文庫化し、最終版である「まぼろしの邪馬台国」(1982年講談社文庫)を、二分冊にしてまとめたもの。

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