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黄金の街 (下)
オウゴンノマチ
- 著: リチャード・プライス ,
- 訳: 堀江 里美

錚々たる米文学者たちが絶賛する作家の美しき犯罪小説
この広くはない一画に人生の全てが凝縮されている
カフェ・バークマンに勤めながら脚本を書いているユダヤ人のエリック。継父と団地に住むヒスパニックの少年トリスタン。妻と別れ息子たちをもてあますアイルランド系の刑事マッティ。一人の青年の死が人々の哀しみに光を当て、それぞれの人生を静かにつないでいく。米読書界絶賛の傑作長編。【解説・青山南】
書誌情報
紙版
発売日
2013年04月12日
ISBN
9784062775144
判型
A6
価格
定価:1,037円(本体943円)
ページ数
416ページ
シリーズ
講談社文庫
著者紹介
ニューヨーク市ブロンクス区生まれ。公営団地で育ち、1967年ブロンクス科学高等学校卒業後、コーネル大学で文学士、コロンビア大学大学院で創作学修士を取得。コロンビア大学院在学中の'74年『ワンダラーズ』で小説家デビューし、全米に一大センセーションを巻き起こす。「ハスラー2」「シー・オブ・ラブ」などの映画脚本も手がける。他の著書に『クロッカーズ』『フリーダムランド』『聖者は口を閉ざす』などがある。'99年、文学の分野においてアメリカ芸術文学アカデミー賞を受賞。
1981年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。「GQ」「WIRED」などの雑誌で国際社会、科学、音楽関係の記事の翻訳を手がける。他の訳書に『コロンバイン銃乱射事件の真実』がある。