雨月物語

上田秋成の『雨月物語』は、人の心の中の闇を、厳しく美しく描いた小説集である。怨霊と生者の対話を通して、人間の愛憎や執着、欲望や悔恨をあますところなく表現し、近世怪奇文学の最高峰といわれている。

名作古典文学を24世紀の子ども達に!

読みやすい総ルビ、カラーさし絵、本文中の豊富な用語解説で、日本の古典文学にはじめて出会う子供の理解を助ける、児童むけ古典文学全集の決定版。

書誌情報

紙版

• 発売日: 2010年02月18日
• ISBN: 9784062827690
• 判型: 四六
• 価格: 定価：2,530円（本体2,300円）
• ページ数: 282ページ
• シリーズ: ２１世紀版・少年少女古典文学館

電子版

• 発売日: 2012年07月20日
• JDCN: 0628276900100011000F

初出

少年少女古典文学館　第２０巻　「雨月物語」（１９９２年刊）をもとに、再編集した。底本は、新潮社版・新潮日本古典集成の中の「雨月物語」を基本とし、小学館版・日本古典文学全集第４８巻の中の「雨月物語」も参考にした。

著者紹介

著： 佐藤　さとる（サトウ　サトル）