雨月物語 悲しくて、おそろしいお話

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雨月物語 悲しくて、おそろしいお話

ウゲツモノガタリカナシクテオソロシイオハナシ

青い鳥文庫

伝奇の名作『雨月物語』から4編を選んでおとどけします。遊び人の正太郎に両親が決めた結婚相手は、まじめで美しい磯良(いそら)。結婚式の日、神様が幸運をさずけてくれるなら大きな音を立てるはずの釜は、小さな音さえも立てなかった。(「がんばり屋【吉備津の釜】」)ほかに「待っています【浅茅が宿】」、「再会の約束【菊花の約】」、「決められない男【蛇性の婬】」を収録。<小学上級以上・すべての漢字にふりがなつき>


 ふしぎでせつない話、あやしくおそろしい話などが入っている古典の名作『雨月物語』。4編を選び、わかりやすい現代語訳でおとどけします。
 まじめに働かない正太郎に両親が決めた結婚相手は、がんばり屋で美しい磯良(いそら)。ところが結婚式の日、神様が幸運をさずけてくれるなら大きな音を立てるはずの釜は、小さな音さえも立てなかった――。(「がんばり屋【吉備津の釜】」)
 ほかに「待っています【浅茅が宿】」、「再会の約束【菊花の約】」、「決められない男【蛇性の婬】」を収録。

<小学上級から・すべての漢字にふりがなつき>


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目次

待っています[原題:浅茅が宿]
再会の約束[原題:菊花の約]
がんばり屋[原題:吉備津の釜]
決められない男[原題:蛇性の婬]
あとがき

書誌情報

紙版

発売日

2017年06月08日

ISBN

9784062856409

判型

新書

価格

定価:748円(本体680円)

ページ数

208ページ

シリーズ

講談社青い鳥文庫

電子版

発売日

2017年11月03日

JDCN

06A0000000000000824D

著者紹介

原作: 上田 秋成(ウエダ アキナリ)

大阪府生まれ。1734(享保19)年~1809(文化6)年。江戸後期の読本作者。歌人、茶人、俳人、国学者でもある。『雨月物語』は5巻9篇で構成され、1776(安永5)年に出版された。

文: 時海 結以(トキウミ ユイ)

長野県生まれ。歴史博物館にて、遺跡の発掘や歴史・民俗資料の調査研究職にたずさわったのち、2003年作家デビュー。著書に「あさきゆめみし(全5巻)」(大和和紀・原作)、『平家物語 夢を追う者』『竹取物語 蒼き月のかぐや姫』『枕草子 清少納言のかがやいた日々』『南総里見八犬伝(全3巻)』『真田十勇士』(いずれも講談社青い鳥文庫)、『小説 ちはやふる中学生編』(講談社)ほか多数。日本児童文学者協会、日本民話の会に所属。

絵: 睦月 ムンク(ムツキ ムンク)

イラストレーター・漫画家。京都嵯峨芸術大学短期大学部客員准教授。さし絵の作品に、『源氏物語』『真田十勇士』(いずれも講談社青い鳥文庫)、『エピソードでおぼえる!百人一首おけいこ帖』(朝日小学生新聞社/天野慶・著)ほか多数。漫画作品に「陰陽師~瀧夜叉姫~(全8巻)」(徳間書店/夢枕獏・原作)がある。

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