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戦国誕生 中世日本が終焉するとき
センゴクタンジョウチュウセイニホンガシュウエンスルトキ
- 著: 渡邊 大門

空洞化する将軍・天皇・守護職、激化する応仁・文明の乱。激動の15世紀半ばを活写する。幕府と朝廷の体制はいかに崩壊したか。無力な青年将軍。策動をくりかえす近臣たち。「辞めたい」と口にする天皇──。応仁・文明の乱など激動する十五世紀半ば、「権威」から「権力」へと、時代の転換する様相を描き出す。(講談社現代新書)
旧体制はいかに崩壊したか
無力な青年将軍。策動をくりかえす近臣たち。「辞めたい」と口にする天皇、
急速に台頭する守護代――。
応仁・文明の乱など激動する十五世紀半ば、「権威」から「権力」へと、
時代の転換する画期を描きだす。
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目次
はじめに
第一章 資質なき将軍の肖像――八代将軍足利義政の誕生
第二章 将軍権力の行方――暗躍する守護・近臣たち
第三章 天皇の苦悩――下降する朝廷権威
第四章 応仁・文明の乱と分裂する幕府――本格化する戦国
第五章 守護職を求める人びと――戦国的実力支配の展開
第六章 明応の政変そして戦国へ――中世日本の解体
おわりに
書誌情報
紙版
発売日
2011年05月18日
ISBN
9784062881067
判型
新書
価格
定価:836円(本体760円)
通巻番号
2106
ページ数
280ページ
シリーズ
講談社現代新書
電子版
発売日
2015年08月28日
JDCN
0628810600100011000D
著者紹介
(わたなべ だいもん) 一九六七年、神奈川県生まれ。関西学院大学文学部卒業。佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、大阪観光大学観光学研究所客員研究員。歴史研究家。専攻は日本中世政治史。 著書に、『中世後期山名氏の研究』(日本史史料研究会)、『奪われた「三種の神器」』(講談社現代新書)、『戦国大名の婚姻戦略』(角川SSC新書)、『戦国期赤松氏の研究』(岩田書院)、『宇喜多直家・秀家』(ミネルヴァ書房)などがある。