量子力学の哲学――非実在性・非局所性・粒子と波の二重性

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電子あり

量子力学の哲学――非実在性・非局所性・粒子と波の二重性

リョウシリキガクノテツガクヒジツザイセイヒキョクショセイリュウシトナミノニジュウセイ

講談社現代新書

世界の描き方はひとつではない!? 知的刺激にあふれる科学哲学の入門書が登場。

私たちや私たちの身の回りの世界をつくっている、目に見えないようなミクロなものの世界について記述するのが量子力学。ところがこの理論の示す「真の姿」を理解するのはとても困難です。アルベルト・アインシュタインも量子力学のある側面を受けいれられず「私たちが見ていないときには月が存在しないというのか」と語ったといわれています。本書では、量子力学の示す不思議な世界について解説し、これまで提案されてきたコペンハーゲン解釈、多世界解釈、逆向き因果などの様々な哲学的論議をわかりやすく紹介しています。


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目次

第一章 量子力学は完全なのか――量子力学のなにが不思議なのか1
第二章 粒子でもあり波でもある?――量子力学のなにが不思議なのか2
第三章 不可思議な収縮の謎を解け
第四章 粒子も波もある
第五章 世界がたくさん
第六章 他にもいろいろな解釈がある
第七章 過去と未来を平等に考えてみる

書誌情報

紙版

発売日

2011年09月16日

ISBN

9784062881227

判型

新書

価格

定価:946円(本体860円)

通巻番号

2122

ページ数

240ページ

シリーズ

講談社現代新書

電子版

発売日

2011年11月04日

JDCN

0628812200100011000S

著者紹介

著: 森田 邦久(モリタ クニヒサ)

1971年、兵庫県姫路市生まれ。大阪大学基礎工学部卒。博士(理学)、博士(文学)、いずれも大阪大学で取得。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学高等研究所助教をへて、同准教授。著書に、『科学とは何か―科学的説明から探る科学の本質』(晃洋書房)、『理系人に役立つ科学哲学』(化学同人)がある。

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