呼鈴の科学　電子工作から物理理論へ

呼鈴が鳴る、その仕組を初歩の電子工作と、著者の創案になる独自の装置を駆使して論じていく。数式を用いず、法則に頼らず。部品を集め、回路を作って、物の働きを実際に見て感じて考える。相対性理論も量子力学も、呼鈴の中で働いている。

本書はファラデーの名著「ロウソクの科学」の精神に倣い、一つの主題から湧き出てくる様々な問題を、簡単な実験を通して体感できるように工夫して、電磁気学解説の新生面を開いたものである。

目次

はじめに
第0講　科学は観察にはじまる
第1講　二種類の磁石
第2講　磁石と力
第3講　常識に沿って考える
第4講　電子が持つ三つの顔
第5講　誘導される電子
第6講　呼鈴は何故鳴るか
副音声　解説と補追
索引　項目と人名
献辞　日本2061

書誌情報

紙版

• 発売日: 2014年01月17日
• ISBN: 9784062882446
• 判型: 新書
• 価格: 定価：990円（本体900円）
• 通巻番号: 2244
• ページ数: 320ページ
• シリーズ: 講談社現代新書

著者紹介

著： 吉田　武（ヨシダ　タケシ）