社会保障亡国論

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社会保障亡国論

シャカイホショウボウコクロン

講談社現代新書

消費税が増税されると本当に社会保障は充実するのか。現在わが国の社会保障給付費は、GDPの約4分の1にあたる110兆円を超える規模に達しており、年間3~4兆円というペースで急増している。消費税率の引き上げの効果は3~4年で消失する計算となる。年金・医療・介護・子育て支援など、「少子高齢化」日本を暮らす人々の不安は拡がる一方だ。社会保障財源の現状を具体的に改善する議論と給付の抑制・効率化策も提言する。


消費税が増税されると本当に社会保障は充実するのか。
現在わが国の社会保障給付費は、GDPの約4分の1にあたる110兆円を超える規模に達しており、年間3~4兆円というペースで急増している。消費税率の引き上げの効果は3兆~4年で消失する計算となる。
年金・医療・介護・子育て支援など、「少子高齢化」日本に暮らす人々の不安は拡がる一方だ。社会保障財源の現状を具体的に改善する議論と給付の抑制・効率化策も提言する。


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目次

第一章 財政から語る社会保障
第二章 社会保障の暗黙の債務は一五〇〇兆円
第三章 社会保障と税の一体改革、社会保障制度改革国民会議
第四章 年金支給開始年齢は七〇歳以上に
第五章 高齢化社会の安定財源は消費税ではなく相続税
第六章 公費投入縮減から進める給付効率化
第七章 消費増税不要の待機児童対策
第八章 「貧困の罠」を防ぐ生活保護改革
第九章 改革のインフラ整備と仕組み作り

書誌情報

紙版

発売日

2014年03月19日

ISBN

9784062882538

判型

新書

価格

定価:924円(本体840円)

通巻番号

2253

ページ数

296ページ

シリーズ

講談社現代新書

電子版

発売日

2014年04月25日

JDCN

0628825300100011000C

著者紹介

著: 鈴木 亘(スズキ ワタル)

メディアでの露出が急激に増えている気鋭の経済学者。 専門は社会保障学・医療経済学・福祉経済学。 具体的には年金、医療介護、生活保護、ホームレス、少子化対策、保育などの問題を経済学の視点から研究している。多くの日本人が抱える「社会保障制度」不安に対し、経済学を基軸に、現役世代特有の斬新な感覚で、新たな制度改革を提案する。 1970年生まれ。神奈川県出身。経済学博士。 1994年、上智大学経済学部経済学科卒業。 1994年、 日本銀行入行 2002年、大阪大学大学院国際公共政策研究科助教授 2004年 東京学芸大学教育学部助教授 2009年 学習院大学経済学部経済学科教授 現在、内閣府・規制改革会議専門委員(保育分野担当)等を兼任。 著書に『生活保護の経済分析』(東京大学出版会・日経・経済図書文化賞)、『だまされないための年金・医療・介護入門』(東洋経済新報社・日経BP・BizTech図書賞)『年金はほんとうにもらえるのか』(ちくま新書)『財政危機と社会保障』(講談社現代新書)などがある。

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