
マイページに作品情報をお届け!
ピアノの名曲 聴きどころ 弾きどころ
ピアノノメイキョクキキドコロヒキドコロ
- 著: イリーナ・メジューエワ

世界最高峰、ロシアピアニズムの伝統を引き継ぐ現役女性ピアニストが、代表的なピアノの名曲を平易に解説。プロにしかわからないユニークな視点が満載、この本を読めば音楽鑑賞の楽しみが倍増すること間違いなし。アマチュアピアニストへのヒントも一杯。全てのクラシック、ピアノ音楽ファンにお勧めです!
特に何のテクニックのための練習という指定もないけれど、24曲全部を弾けばすべてのテクニックをマスターできるバッハの『平均律クラヴィア曲集』。ピアニストの手の動きを意識して弾きやすく書かれているショパン、まったく弾き手のことを考えていないベートーヴェン。
著者は、作曲家は基本的に演奏家に親切だといいます。こうしてほしいということは、楽譜の何気ない指示にすべて書き込まれているからです。
プロの見方を知ることで、ピアノを弾く人にはもちろんのこと、ただ聴くのが好きなだけの人も、音楽鑑賞の楽しみがよりいっそう深まること間違いなしの1冊です。
オンライン書店で購入する
目次
第一章 バッハ 『平均律クラヴィア曲集』『ゴルトベルク変奏曲』
第二章 モーツァルト 『ピアノソナタ第十一番「トルコ行進曲付き」』
第三章 ベートーヴェン 『ピアノソナタ第十四番「月光」』『ピアノソナタ第三十二番』
第四章 シューベルト 『四つの即興曲』より第三番『ピアノソナタ第二十一番』
第五章 シューマン 『子どもの情景』より「トロイメライ」『クライスレリアーナ』
第六章 ショパン 『練習曲集 作品10』より第三曲「別れの曲」
第七章 リスト 「ラ・カンパネラ」『ピアノソナタロ短調』
第八章 ムソルグスキー 『展覧会の絵』
第九章 ドビュッシー・ラヴェル ドビュッシー『ベルガマスク組曲』より「月の光」、ラヴェル『夜のガスパール』
書誌情報
紙版
発売日
2017年09月20日
ISBN
9784062884464
判型
新書
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
通巻番号
2446
ページ数
352ページ
シリーズ
講談社現代新書
電子版
発売日
2017年09月22日
JDCN
06A0000000000006956I
著者紹介
イリーナ・メジューエワ ロシアのゴーリキー(現ニジニー・ノヴゴロド)生まれ。5歳よりピアノを始め、モスクワのグネーシン特別音楽学校とグネーシン音楽大学(現ロシア音楽アカデミー)でウラジーミル・トロップに師事。一九九二年ロッテルダムで開催されたE.フリプセ国際コンクールでの優勝をきっかけに、オランダ、ドイツ、フランスなどで公演を行う。 一九九七年からは日本を本拠地とし、二〇〇六年からは毎年京都でリサイタルを開くなど、バロック、古典派から近・現代にいたる作品までの幅広いレパートリーにより、精力的な演奏活動を展開している。 二〇〇六年度青山音楽賞受賞。二〇一五年、第27回ミュージック・ペンクラブ音楽賞(クラシック部門、独奏独唱部門賞)を受賞。
オンライン書店一覧
既刊・関連作品一覧
関連シリーズ
-
決定版 交響曲の名曲・名演奏
-
音楽教程
-
はじめてのクラシック音楽
-
クラシック珠玉の小品300
-
名指揮者ワルターの名盤駄盤
-
フルトヴェングラーの全名演名盤
-
西洋音楽の正体 調と和声の不思議を探る
-
ベートーヴェン 巨匠への道
-
クラシック名曲の条件
-
オペラ入門 許光俊
-
現代と音楽
-
いまの音 むかしの音
-
私の音楽手帖
-
西洋音楽史を聴く バロック・クラシック・ロマン派の本質
-
クラシック名曲案内 ベスト151
-
クラシック魔の遊戯あるいは標題音楽の現象学
-
オペラ入門 堀内修
-
中世・ルネサンスの音楽
-
作曲家の発想術
-
最高に贅沢なクラシック
-
交響曲入門
-
宇野功芳のクラシック名曲名盤総集版
-
ロマン派の交響曲―『未完成』から『悲愴』まで
-
マーラーの交響曲
-
ピアニストのノート
-
バロック音楽名曲鑑賞事典
-
バロック音楽
-
バッハの思い出
-
バッハ=魂のエヴァンゲリスト
-
バッハ
-
はじめてのクラシック
-
くわしっく名曲ガイド
-
クラシック音楽鑑賞事典
-
クラシック音楽は「ミステリー」である
-
クラシックがすーっとわかるピアノ音楽入門
-
オペラ作曲家による ゆかいでヘンなオペラ超入門
-
おとなのための「オペラ」入門
-
J・S・バッハ