一日 夢の柵

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電子あり

一日 夢の柵

イチニチユメノサク

講談社文芸文庫

日常の内奥にひそむ光と闇。――人々が暮らしてゆく、生々しい奇妙な現実。生きることの本質と豊穣。著者60代半ばから70代半ばにかけて書かれた短篇群、野間文芸賞受賞の12の人生の断片。「夢の柵」「影の家」「眼」「浅いつきあい」「電車の中で」「隣家」「丸の内」「記録」「一日」「危うい日」「久介の歳」「要蔵の夜」収録。


日常にひそむ光と闇 生々しい現実 豊穣の文学。人生の断片、12の短篇。

日常の内奥にひそむ光と闇。――人々が暮らしてゆく、生々しい奇妙な現実。生きることの本質と豊穣。著者60代半ばから70代半ばにかけて書かれた短篇群、野間文芸賞受賞の12の人生の断片。「夢の柵」「影の家」「眼」「浅いつきあい」「電車の中で」「隣家」「丸の内」「記録」「一日」「危うい日」「久介の歳」「要蔵の夜」収録。

三浦雅士
たとえば『一日 夢の柵』の登場人物の誰ひとり生々しくないものはない。「夢の柵」の滝口内科医院の先客3人にしてもそうだ。ほんの一瞬、登場するだけでも生々しい。だが、生々しいと同時に、こいうい人っているよな、と思わせてしまうのである。「影の家」の老女の現実感にいたっては驚くばかりである。しかも、家の近所にも確かにいる、と思わせてしまうのだ。――<「解説」より>


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書誌情報

紙版

発売日

2010年10月10日

ISBN

9784062901000

判型

A6

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

ページ数

288ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

電子版

発売日

2014年05月23日

JDCN

0629010000100011000F

初出

「一日 夢の柵」(講談社刊 2006年1月)を底本とし、多少ふりがなを加え、著者による加筆訂正をおこなった。

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