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幽界森娘異聞
ユウカイモリムスメイブン
- 著: 笙野 頼子

五感で選び取った世界を唯一無二の絢爛たる文章で描き、今も熱心に読み継がれ愛される作家、「森娘」。
春の日、雑司ヶ谷の路上で主人公は彼女の姿を?
「贅沢貧乏を読むまで人は死ねない」と断言する著者が無上の愛と敬意をもって織りなし、時空を振るわす、作家同士、魂と言葉の一大セッション。
泉鏡花文学賞受賞作。
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書誌情報
紙版
発売日
2013年12月11日
ISBN
9784062902137
判型
A6
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
352ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
本書は、「幽界森娘異聞」(講談社文庫・2006年刊)を底本とし、文芸文庫版あとがきを加えた。
著者紹介
1956年三重県生まれ。立命館大学法学部卒。’81年「極楽」で群像新人文学賞を受賞し作家デビュー。’91年『なにもしてない』で野間文芸新人賞、’94年『二百回忌』で三島由紀夫賞、同年『タイムスリップ・コンビナート』で芥川龍之介賞、2001年に本書で泉鏡花文学賞、’04年『水晶内制度』でセンス・オブ・ジェンダー賞、’05年『金比羅』で伊藤整文学賞をそれぞれ受賞。近著『猫ダンジョン荒神』(講談社)、『 母の発達、永遠に/猫トイレット荒神』(河出書房新社)他、著書多数。