新東京文学散歩 漱石・一葉・荷風など

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新東京文学散歩 漱石・一葉・荷風など

シントウキョウブンガクサンポソウセキイチヨウカフウナド

講談社文芸文庫

東京をこよなく愛し、住んだ文人たち。近代文学の中心・東京は、先の戦争で焦土荒廃の地と化した。野田宇太郎は、消え失せたそこに文学者の影を求め東京を、やがて全国を「文学散歩」し始める。『新東京文学散歩 上野から麻布まで』の後篇を、戦後七十年を機に読者のもとに届けつつ、近代文学の香りと共に、改めて東京文学散歩へ誘う……。


東京をこよなく愛し、住んだ文人たち。
近代文学の中心・東京は、先の戦争で焦土荒廃の地と化した。
野田宇太郎は、消え失せたそこに文学者の影を求め東京を、やがて全国を「文学散歩」し始める。
『新東京文学散歩 上野から麻布まで』の後篇を、戦後七十年を機に読者のもとに届けつつ、近代文学の香りと共に、改めて東京文学散歩へ誘う……。


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目次

田端・根岸・龍泉寺・向島・亀戸
武蔵野
追補記
御茶水・神田・九段
東京拾遺
おぼえがき
あとがき
解説 大村彦次郎
年譜

書誌情報

紙版

発売日

2015年08月11日

ISBN

9784062902816

判型

A6

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

304ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

電子版

発売日

2015年09月11日

JDCN

0629028100100011000T

初出

本書は、1979年8月刊『野田宇太郎文学散歩 別巻2 「新東京文学散歩 下」』(文一総合出版)第一刷を底本といたしました。但し、この本につきましては、著作権継承者のご了解を得て、編集の都合上、『新東京文学散歩 上』のうち、“田端・根岸・龍泉寺・向島・亀戸”以降と、『新東京文学散歩 下』の“東京拾遺”までを収めました。参考資料の「おぼえがき」に書いてある郊外篇の“成田まで”と“銚子にて”は、本書には入っておりません。

著者紹介

著: 野田 宇太郎(ノダ ウタロウ)

野田宇太郎(1909.10.28~1984.7.20) 詩人・評論家。福岡県生まれ。久留米での新聞記者、市役所職員時代に詩集『北の部屋』『音楽』『菫歌』を刊行。40年上京し、「新風土」「新文化」編集を経て河出書房で「文芸」創刊から20年末まで編集長を務める。“文学散歩”という形式を創案し、61~66年「文学散歩」を編集、東京から九州まで各地域別に著述し、『野田宇太郎文学散歩』(全26巻)に集成した。75年に評論「日本耽美派文学の誕生」で芸術選奨。82年に『底本野田宇太郎全詩集』刊行。

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