あまりに野蛮な 上

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あまりに野蛮な 上

アマリニヤバンナジョウ

講談社文芸文庫

台湾に暮らした日本女性の愛の日記。
七十余年の時を経て甦る二人の女性の人生。
思わず海を振り返り、つぶやく――
海に戻りたい。
わたしは死なない、わたしは生き続ける。
父のように母のように。
津島佑子渾身の純文学長篇小説、初文庫化。


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書誌情報

紙版

発売日

2016年07月09日

ISBN

9784062903165

判型

A6

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

352ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

初出

本書は、『あまりに野蛮な 上』(講談社 2008年11月刊)を底本としました。初出は「群像」2006年9月号~2008年5月号です。

著者紹介

著: 津島 佑子(ツシマ ユウコ)

1947年3月30日~2016年2月18日 小説家。東京生まれ。白百合女子大学英文科卒。在学中より「文芸首都」同人となり、二十代で短篇が相次いで芥川賞候補になる。1976年『葎の母』で田村俊子賞、77年『草の臥所』で泉鏡花賞、78年『寵児』で女流文学賞、79年『光の領分』で野間文芸新人賞、83年「黙市」で川端康成文学賞、87年『夜の光に追われて』で読売文学賞、89年『真昼へ』で平林たい子賞、95年『風よ、空駆ける風よ』で伊藤整文学賞、98年『火の山―山猿記』で谷崎潤一郎賞・野間文学賞、2002年『笑いオオカミ』で大佛次郎賞等、文学賞多数受賞。 05年『ナラ・レポート』で芸術選奨文部科学大臣賞・紫式部賞。12年『黄金の夢の歌』で毎日芸術賞。13年『ヤマネコ・ドーム』は話題を呼んだ。

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