地図から読む歴史

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地図から読む歴史

チズカラヨムレキシ

講談社学術文庫

過去の景観の残片は、さまざまな形で地図に姿を留めている。地名や地形、道路、寺社などの位置関係と実地の検分から、そこに生きた人々の「地表経営」とその意図を解明する<歴史地理学>の楽しみ。聖武天皇の都・恭仁京の全貌、信長の城地選定基準、江戸建設と富士山の関係など、通常の歴史学ではアプローチできない日本史の側面に新たな光をあてる。


原本は、『景観から歴史を読む―地図を解く楽しみ』(1998年、日本放送出版協会刊)


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目次

序章 地図と地名に残された先人のシグナル
第1章 聖武天皇の都作り
第2章 平安京計画と四神の配置
第3章 古代地方行政の中心地、国府
第4章 古代の大道は直線であった
第5章 条里
第6章 荘園の範囲を確定する手順
第7章 織田信長の城地選定構想を読む
第8章 天下の大道と隠れ道の並走
第9章 豊臣秀吉の「首都」作り 1
第10章 豊臣秀吉の「首都」作り 2
第11章 徳川家康の江戸選地理由
第12章 「野」とは何か
第13章 溜池分布の謎を解く
第14章 新しい地名解釈から見えるもの
第15章 耳納山・伊吹山・浅間山
第16章 小字「心蓮寺」が発信した情報
第17章 都市内道路名称の意味を解く

書誌情報

紙版

発売日

2012年04月11日

ISBN

9784062921084

判型

A6

価格

定価:1,375円(本体1,250円)

通巻番号

2108

ページ数

296ページ

シリーズ

講談社学術文庫

電子版

発売日

2017年01月13日

JDCN

0629210800100011000G

初出

1998年に日本放送出版協会より刊行された「景観から歴史を読む―地図を解く楽しみ」を文庫化にあたり改題したもの。

著者紹介

著: 足利 健亮(アシカガ ケンリヨウ)

(あしかが けんりょう) 1936年北海道生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。京都大学教授。文学博士。1999年没。おもな著書に,『中近世都市の歴史地理』『日本古代地理研究』『京都歴史アトラス』『考証・日本古代の空間』『地理から見た信長・秀吉・家康の戦略』ほか。

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