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日本の神々
ニホンノカミガミ
- 著: 松前 健

イザナギ、イザナミ、アマテラス、そしてスサノヲ。一地方の霊格として独自の性格や尊崇を有していた神々は、どのようにして日本神話を代表する神格を獲得していったのか。歴史学と民族学・比較神話学という二つの潮流をふまえ、素朴な「原像」が宮廷神話へと発展していった過程を追い、信仰や祭祀の形成との関係を通して古代国家成立の実像に迫った日本神話学、不朽の一冊。
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目次
はしがき
第一章 イザナギ・イザナミ神話の形成
第二章 スサノヲ神話の形成
第三章 アマテラス神話の源流
第四章 伊勢神宮とアマテラス
第五章 日本神話を歴史とするために
書誌情報
紙版
発売日
2016年01月09日
ISBN
9784062923422
判型
A6
価格
定価:1,056円(本体960円)
通巻番号
2342
ページ数
240ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2016年01月29日
JDCN
0629234200100011000X
初出
本書の原本は、1974年9月、中央公論社より刊行されました。
著者紹介
1922~2002。國學院大學文学部卒業、同大学大学院修士課程修了。天理大学、立命館大学、奈良大学等で教授職を歴任。専攻は神話学、宗教学。文学博士。著書に『日本神話の新研究』『古代伝承と宮廷祭祀』『日本神話の謎』『大和国家と神話伝承』『古代信仰と神話文学』等のほか、「松前健著作集」(12巻・別巻1)がある。