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素浪人半四郎百鬼夜行(五) 夢告の訣れ
スロウニンハンシロウヒャッキヤコウ5ユメツゲノワカレ
- 著: 芝村 凉也

「2015年版この時代小説がすごい!」(宝島社)文庫書き下ろし部門第5位、目利き絶賛の好評シリーズの第6巻。江戸消失は寸前で回避されたが、強大な怪異は幕府の存立をも揺るがし始める。神隠しの古井戸を怪異の地下通路「龍穴」と睨んだ平賀源内は、幕府によって始末されていた。権勢を我が物にする老中と、怪異による世の乱れに乗じて復讐を企む将軍家跡取りの争いに、類い稀なる妖力を持つ半四郎は巻き込まれる。
「2015年版この時代小説がすごい!」(宝島社)文庫書き下ろし部門第5位、目利き絶賛の好評シリーズの第6巻。
江戸焼失は寸前で回避されたが、強大な怪異は幕府の存立をも揺るがし始める。神隠しの古井戸を怪異の地下通路「龍穴」と睨んだ平賀源内は、幕府によって始末されていた。権勢を我が物にする老中と、怪異による世の乱れに乗じて復讐を企む将軍家跡取りの争いに、類い稀なる妖力を持つ半四郎は巻き込まれる。
目次
〈誘う井戸〉
神隠しのように次々と人を喰らう古井戸。子供が夢に現れ穴に誘う。
〈逢摩ヶ辻〉
黄昏時に現れる辻斬りの正体は? 半四郎は妖刀・鬼出刃丸を構える。
〈源内の軛〉
加役(火附盗賊改方)に囚われ窮地の半四郎を解放した老中の真意とは?
書誌情報
紙版
発売日
2015年09月15日
ISBN
9784062931946
判型
A6
価格
定価:726円(本体660円)
ページ数
320ページ
シリーズ
講談社文庫
著者紹介
1961年、宮城県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。学生時代は映画サークルでシナリオ作成に熱中、二十数年のサラリーマン生活を経験した後、2011年『返り忠兵衛 江戸見聞 春嵐立つ』(双葉社)でデビュー。「返り忠兵衛」シリーズは好評を博し、「半四郎百鬼夜行」シリーズで「2015年版この時代小説がすごい!」(宝島社)文庫書き下ろし部門第5位を獲得。新シリーズ「御家人無頼」も好評。確かな筆力と個性的な人物造形で目利き絶賛の時代小説作家。