呉越春秋 湖底の城 五

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呉越春秋 湖底の城 五

ゴエツシュンジュウコテイノシロ5

講談社文庫

楚王の死去を知った伍子胥は呉王・僚を討つ。公子光は呉王闔廬となり、その子・終累は太子となった。子胥は闔廬の命で呉の外交を任されている季子のもとを訪れる。季子は「斉に対して呉は事を構えずと伝えるべし」と述べ、子胥がその使者となった。斉に入った子胥は、その足で孫武と、孫武のもとに預けた褒小羊を迎えにいく。孫武の献策により、次々と敵を懐柔していく闔廬。いよいよ、子胥の悲願でもある楚との決戦が迫ってきた!


楚王の死去を知った伍子胥は呉王・僚を討つ。公子光は呉王闔廬となり、その子・終累は太子となった。子胥は闔廬に後年『孫子』で名を馳せる孫武を推挙する一方、闔廬の命で呉の外交を任されている季子のもとを訪れる。季子は「斉に対して呉は敵対する意志がないことを伝えるべし」と述べ、子胥がその使者となった。斉に入った子胥は、その足で孫武と、孫武のもとに預けた褒小羊を迎えにいく。孫武の献策により、次々と敵を懐柔していく闔廬。いよいよ、子胥の悲願でもある楚との決戦が迫ってきた! 決戦前夜、伍子胥篇第五弾!


目次

右ゆうの帰郷
子胥の外交
孫子の兵法
春景色
女兵
季子の死
嶽半
鍾吾と徐
孫武の奇知
神出鬼没策戦
呉軍と越軍
豫章の戦い

書誌情報

紙版

発売日

2016年09月15日

ISBN

9784062933124

判型

A6

価格

定価:704円(本体640円)

ページ数

288ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2016年10月14日

JDCN

0629331200100011000V

初出

本書は2014年9月に小社より単行本として刊行されました。初出は「小説現代」2013年8月号~2014年7月号。

著者紹介

著: 宮城谷 昌光(ミヤギタニ マサミツ)

1945年愛知県蒲郡市生まれ。『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を、『重耳』で芸術選奨・文部大臣賞を、『子産』で吉川英治文学賞を受賞。中国古代に材をとった歴史ロマンの第一人者。『管仲』『楽毅』『晏子』『王家の風日』『奇貨居くべし』『太公望』などの小説、『クラシック 私だけの名曲1001曲』『クラシック千夜一曲』などのエッセイほか著書多数。近著に『三国志』『劉邦』などがある。本書の続編が「小説現代」にて連載中。

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