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ノボさん(下) 小説 正岡子規と夏目漱石
ノボサンゲショウセツマサオカシキトナツメソウセキ
- 著: 伊集院 静

子規は、今も私たち日本人の青空を疾走している。
小説家・伊集院静がデビュー前から温めてきた、正岡子規の青春。
俳句、短歌、小説、随筆……日本の新たなる文芸は、子規と漱石の奇跡の出逢いから始まった! 偉大な二人の熱い友情を描いた感動作!
<内容紹介>
心血を注いだ小説の道を断念した子規は帝大も退学し、陸羯南が経営する日本新聞社に入社する。母と妹の献身的な世話を受け、カリエスの痛みをおして俳句をはじめとする文芸の革新に取り組む子規を多くの友が訪れ、「ホトヽギス」も創刊されるが、漱石はイギリスへと旅立っていく……。司馬遼太郎賞受賞作。
「子規が語られるとき、どうしても近代文学史に刻まれたおびただしい業績を中心にスーパーマンのような偉人として描かれがちだが、本書を読むと、等身大の人間正岡子規としての「ノボさん」がくっきりと立ち上がって、読者に向かって微笑んでくるのだ。ページを手繰るうちにわれわれも、「ノボさん」の友人の一人のようになり、飾らぬ伊予弁の口調になごみながら、誠実でひたむきな人柄にほだされていく。」
――清水良典「解説」より
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書誌情報
紙版
発売日
2016年01月15日
ISBN
9784062933148
判型
A6
価格
定価:682円(本体620円)
ページ数
288ページ
シリーズ
講談社文庫
初出
本書は2013年11月、小社より刊行された単行本を上下に分冊したものです。
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お知らせ
伊集院静先生が第3回野間出版文化賞を受賞しました。