新装版 高山右近

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新装版 高山右近

シンソウバンタカヤマウコン

講談社文庫

本能寺の変と明智討伐。禁教令を布く秀吉への高槻城開城。前田家に身を寄せた後、家康からの国外追放。戦国の世に<清廉にして智の人>として刻まれるキリシタン大名・高山右近。すべてを捨て、信仰を貫いたその生涯を渾身の筆致で描く。カトリック教会「福者」に列福した殉教者の揺るがざる魂とは。*「福者」 死後、徳と聖性を認められた信者に、カトリック教会より与えられる称号。


本能寺の変と明智討伐。禁教令を布く秀吉への高槻城開城。前田家に身を寄せた後、家康からの国外追放。戦国の世に<清廉にして智の人>として刻まれるキリシタン大名・高山右近。すべてを捨て、信仰を貫いたその生涯を渾身の筆致で描く。カトリック教会「福者」に列福した殉教者の揺るがざる魂とは。
*「福者」 死後、徳と聖性を認められた信者に、カトリック教会より与えられる称号。


目次

さい果ての島国より
降誕祭
豪姫
悲しみのサンタ・マリア
金沢城
雪の北陸路
英雄たちの夢
湖畔の春
花の西国路
長崎の聖体行列
キリシタン墓地
遣欧使節
追放船
迫害
城壁都市
南海の落日
遺書

書誌情報

紙版

発売日

2016年06月15日

ISBN

9784062933919

判型

A6

価格

定価:924円(本体840円)

ページ数

448ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2016年09月09日

JDCN

0629339100100011000B

初出

本書は2003年1月に小社より刊行した文庫版の新装版です。

著者紹介

著: 加賀 乙彦(カガ オトヒコ)

1929年東京都生まれ。東京大学医学部卒業後、精神科医として勤務のかたわら、小説の執筆を始める。『フランドルの冬』で芸術選奨文部大臣新人賞、『帰らざる夏』で谷崎潤一郎賞、『宣告』で日本文学大賞、『湿原』で大佛次郎賞、自伝的小説『永遠の都』で芸術選奨文部大臣賞、自伝的大河小説『雲の都』で毎日出版文化賞特別賞を受賞している。その他の著書に、『錨のない船』『不幸な国の幸福論』など多数ある。近年は、本書をはじめとした殉教者を描く歴史小説『ザビエルとその弟子』、ペトロ岐部の生涯を描いた『殉教者』を発表している。

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