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崩れる政治を立て直す 21世紀の日本行政改革論
クズレルセイジヲタテナオス21セイキノニホンギョウセイカイカクロン
- 著: 牧原 出

安倍晋三政権に不利な情報が記載されている公文書の廃棄、官邸に居座る官僚の専横など、政治と行政の崩落は国民を失意のどん底に陥れている。一部の政治家や官僚の首をすげ替えても、事態は好転しそうにもない。政と官の制度設計は事前に考えられたものか、制度作動は順調かの原則論に基づきつつ、戦後の歴代首相の政治手腕とその成果、小泉純一郎政権の成功、民主党政権の失敗から、現安倍政権の政治主導、行政崩壊の核心に迫る。
【本書の構成】
第一章 変わる改革、動く制度
第二章 第二次以降の安倍晋三政権の行き詰まり
第三章 自民党長期政権と自らを動かす官僚制
第四章 小泉純一郎政権以後の自民党と官僚制
第五章 民主党政権の失敗から学ぶこと
第六章 政権交代後の官僚制を再生するには?
安倍晋三政権に不利な情報が記載されている公文書の廃棄、官邸に居座る官僚の専横など、政治と行政の崩落は国民を失意のどん底に陥れている。一部の政治家や官僚の首をすげ替えても、事態は好転しそうもない。政と官の制度設計は事前に考えられたものか、制度作動は順調かの原則論に基づきつつ、戦後の歴代首相の政治手腕とその成果、小泉純一郎政権の成功、民主党政権の失敗から、現安倍政権の政治主導、行政崩壊の核心に迫る。
Ⓒ牧原 出
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書誌情報
紙版
発売日
2018年09月19日
ISBN
9784065130773
判型
新書
価格
定価:968円(本体880円)
通巻番号
2493
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社現代新書
電子版
発売日
2018年09月19日
JDCN
06A0000000000062032I
初出
本書は一部を除き書き下ろし。第二章の初出は、「フォーカス政治 森友公文書改ざん問題 全面保存を前提とせよ」『週刊東洋経済』2018年3月31日号、「強い官邸には強い独立機関が必要だ」『中央公論』2018年5月号、「不透明さで『行政崩壊』招いた政権 安保法以前の意思決定に立ち返れ」『月刊Journalism』2018年6月号
著者紹介
1967年、愛知県西尾市に生まれる。政治学者。専門は行政学・日本政治史。1990年、東京大学法学部卒業。同助手、東北大学法学部助教授、同大学院法学研究科教授を経て、現在は東京大学先端科学技術研究センター教授。 2003年、『内閣政治と「大蔵省支配」――政治主導の条件』(中公叢書)でサントリー学芸賞を受賞。 著書に『行政改革と調整のシステム』(東京大学出版会)、『権力移行』(NHK出版)、『「安倍一強」の謎』(朝日新書)、『政治を生きる―歴史と現代の透視図』(共著、中公叢書)、『聞き書 野中広務回顧録』(岩波書店)などがある。
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