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三流の維新 一流の江戸 明治は「徳川近代」の模倣に過ぎない
サンリュウノイシンイチリュウノエドメイジハトクガワキンダイノモホウニスギナイ
- 著: 原田 伊織

人類史に例を見ない250年にも及ぶ長期平和を維持した江戸。その裏には「江戸システム」という持続可能な資源循環システムが息づいていた。一元主義的な西欧型資本主義が破綻しつつあるいま、世界が江戸の多様性に注目している。「2020年東京オリンピック以降のグランドデザインは江戸にある」と断言する著者が、一本の長い時間軸を引いて、史実を忠実に検証する。
人類史に例を見ない250年にも及ぶ長期平和を維持した江戸。
その裏には「江戸システム」という持続可能な資源循環システムが息づいていた。
一元主義的な西欧型資本主義が破綻しつつあるいま、世界が江戸の多様性に注目している。
「2020年東京オリンピック以降のグランドデザインは江戸にある」と断言する著者が、
一本の長い時間軸を引いて、史実を忠実に検証。
明治維新政府に全否定され、土深く埋まったままの江戸を掘りおこし、
引き継ぐべきDNAを時代の空気と共に初解明する。
ⒸIori HARADA 2019
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書誌情報
紙版
発売日
2019年05月15日
ISBN
9784065155585
判型
A6
価格
定価:792円(本体720円)
ページ数
368ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2019年05月15日
JDCN
06A0000000000114134P
初出
本書は2016年12月にダイヤモンド社より刊行された『三流の維新 一流の江戸――「官賊」薩長も知らなかった驚きの「江戸システム」』を改訂増補し、文庫化したものです。
著者紹介
(はらだ・いおり) 作家。歴史評論家。京都市生まれ。大阪外国語大学卒。広告代理店でマーケティング・プランニング、コピーライティングやTBS系列「赤いシリーズ」などの番組企画に携わる。 2005年私小説『夏が逝く瞬間』(河出書房新社)で作家デビュー。『明治維新という過ち 日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト』が歴史書としては異例の大ヒット作となり、「明治維新論争」に火をつけた。明治維新三部作として他に『続・明治維新という過ち 列強の侵略を防いだ幕臣たち 』『明治維新という過ち・完結編 虚像の西郷隆盛 虚構の明治150年』がある。(いずれも講談社文庫) 著書にはほかに、官賊に恭順せず 新撰組土方歳三という生き方』(KADOKAWA)『日本人が知らされてこなかった「江戸」』(SBクリエイティブ)、『原田伊織の晴耕雨読な日々~墓場まであと何里?~』(毎日ワンズ)などがある。
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