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亥子ころころ
イノココロコロ
- 著: 西條 奈加

味見してみちゃ、くれねえかい? 読んで美味しい“人情”という銘菓。
“思い”のこもった諸国の菓子が、強張った心を解きほぐす――。
親子三代で営む菓子舗を舞台に、人の温もりを紡いだ傑作時代小説!
武家出身の職人・治兵衛を主に、出戻り娘のお永、孫娘のお君と三人で営む「南星屋」。
全国各地の銘菓を作り、味は絶品、値は手ごろと大繁盛だったが、治兵衛が手を痛め、粉を捏ねるのもままならぬ事態に。不安と苛立ちが募る中、店の前に雲平という男が行き倒れていた。聞けば京より来たらしいが、何か問題を抱えているようで――。
吉川英治文学新人賞受賞作
『まるまるの毬』
待望の続編!
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書誌情報
紙版
発売日
2019年06月26日
ISBN
9784065161203
判型
四六変型
価格
定価:1,595円(本体1,450円)
ページ数
258ページ
初出
すべて「小説現代」|「夏ひすい」…2016年1月号、「吹き寄せる雲」…2016年8月号、「つやぶくさ」…2017年5月号、「みめより」…2017年9月号、「関の戸」…2018年1月号、「竹の春」…2018年5月号、「亥子ころころ」…2018年8月号。
収録作品
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作品名初出
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作品名
夏ひすい
初出
『小説現代』2016年1月号
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作品名
吹き寄せる雲
初出
『小説現代』2016年8月号
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作品名
つやぶくさ
初出
『小説現代』2017年5月号
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作品名
みめより
初出
『小説現代』2017年9月号
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作品名
関の戸
初出
『小説現代』2018年1月号
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作品名
竹の春
初出
『小説現代』2018年5月号
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作品名
亥子ころころ
初出
『小説現代』2018年8月号
著者紹介
1964年北海道生まれ。2005年『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。12年に『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞を受賞、15年には『まるまるの毬』で第36回吉川英治文学新人賞を受賞した。他著に「善人長屋」シリーズ、『九十九藤』『無暁の鈴』『睦月童』などがある。