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亥子ころころ
イノココロコロ
- 著: 西條 奈加

“思い”のこもった諸国の菓子が、強張った心を解きほぐす――。
親子三代で営む菓子舗を舞台に、人の温もりを紡いだ傑作時代小説!
武家出身の職人・治兵衛を主に、出戻り娘のお永、孫娘のお君と三人で営む「南星屋」。
全国各地の銘菓を作り、味は絶品、値は手ごろと大繁盛だったが、治兵衛が手を痛め、
粉を捏ねるのもままならぬ事態に。不安と苛立ちが募る中、店の前に雲平という男が行き倒れていた。
聞けば京より来たらしいが、何か問題を抱えているようで――。
ⒸNaka Saijyo 2022
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書誌情報
紙版
発売日
2022年06月15日
ISBN
9784065282809
判型
A6
価格
定価:748円(本体680円)
ページ数
320ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2022年06月15日
JDCN
06A0000000000503988A
初出
本書は、2019年6月に小社より単行本として刊行されたものです。
著者紹介
西條奈加(さいじょう・なか) 1964年北海道生まれ。2005年『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。 12年に『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞を受賞、15年には『まるまるの毬』で第36回吉川英治文学新人賞を受賞した。 2021年『心淋し川』で第164回直木賞を受賞。他著に「善人長屋」シリーズ、『九十九藤』『無暁の鈴』『睦月童』などがある。