
マイページに作品情報をお届け!
量子とはなんだろう 宇宙を支配する究極のしくみ
リョウシトハナンダロウウチュウヲシハイスルキュウキョクノシクミ
- 著: 松浦 壮

ーーー
見えている世界は、世界そのものではない。
――では、量子が織りなす「本当の世界」とは?
量子論が "直感的に" 理解できる!
量子がわかれば、見える世界が変わってくる!
ーーー
「量子は、粒子なのか波なのか」――長らく続いていたこの論争は、
「量子は、粒子でも波でもない何かである」という予想外の結論に至りました。
直感では理解しがたくても、この世界、この宇宙はすべて量子でできています。
行列力学、波動力学、経路積分……様々な方法を経て、
量子の世界が「見える」ようになるまで、
まっすぐに、けれども徹底的にやさしく、丁寧に解説。
・「存在すること」と「見えること」は同じではありません。
・光が量子でなければ、夜空の星は見えません。
・電子が量子でなければ、この世に「色」はありません。
・すべてが量子でなければ、私たちの体も地球も消え去ってしまいます。
……これらはすべて、現代物理学が示す「紛れもない事実」です。
■おもな内容
第1章 「古典」の世界観
第2章 量子の発見
第3章 光も電子も量子だからこそ
第4章 量子の世界へ
第5章 量子の群像
第6章 量子が織りなす物質世界
第7章 量子は時空を超えて
第8章 宇宙の計算機――量子コンピュータ
Ⓒ松浦 壮
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
書誌情報
紙版
発売日
2020年06月18日
ISBN
9784065200001
判型
新書
価格
定価:1,210円(本体1,100円)
通巻番号
2139
ページ数
304ページ
シリーズ
ブルーバックス
電子版
発売日
2020年06月17日
JDCN
06A0000000000217275Q
著者紹介
1974年生まれ。1998年、京都大学理学部卒業。2003年、京都大学大学院で博士号(理学)を取得。その後、素粒子物理学者として日本、デンマーク、ポーランドの研究機関を渡り歩き、2009年、慶應義塾大学商学部勤務、2016年から同大学教授。研究テーマは、超弦理論と数値シミュレーションによる超対称ゲージ理論の解析。研究の傍ら、自然科学を専門にしない学生を対象に物理学の講義をおこなう。趣味は、武術、水泳、クラシックギターなど。著書に『時間とはなんだろう』(講談社ブルーバックス)、『宇宙を動かす力は何か』(新潮新書)がある。
オンライン書店一覧
関連シリーズ
-
入門講義 量子情報科学
-
初歩から学ぶ量子力学
-
入門講義 量子論
-
非エルミート量子力学
-
量子力学の多世界解釈
-
量子の世界をみる方法 「スピン」とは何か
-
スピントロニクスの基礎と応用
-
入門 現代の量子力学
-
「ファインマン物理学」を読む 量子力学と相対性理論を中心として
-
2つの粒子で世界がわかる
-
今度こそわかる重力理論
-
佐藤文隆先生の量子論
-
宇宙は「もつれ」でできている
-
マンガ 現代物理学を築いた巨人 ニールス・ボーアの量子論
-
量子もつれとは何か
-
今度こそわかる素粒子の標準模型
-
マンガ量子論入門
-
量子力学の哲学――非実在性・非局所性・粒子と波の二重性
-
量子力学の世界 はじめて学ぶ人のために
-
量子力学の解釈問題
-
量子力学が語る世界像
-
量子力学(基礎物理学シリーズ)
-
量子力学 着実に学ぶための手引き
-
量子重力理論とはなにか
-
量子テレポーテーション
-
理工系のための解く! 量子力学
-
明解量子重力理論入門
-
超ひも理論とはなにか
-
猪木・河合 量子力学
-
単位が取れる量子力学ノート
-
今日から使える量子力学
-
今度こそわかる場の理論
-
今度こそわかるくりこみ理論
-
古典場から量子場への道
-
基礎量子力学
-
完全独習量子力学 前期量子論からゲージ場の量子論まで
-
マンガ 量子力学
-
ペンローズのねじれた四次元
-
なっとくする量子力学の疑問55
-
なっとくする量子力学
-
なっとくする演習・量子力学
-
ゼロから学ぶ量子力学
-
「場」とはなんだろう
-
「シュレーディンガーの猫」のパラドックスが解けた!