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危機の日本史 近代日本150年を読み解く
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「危機の時代」を生き抜くヒントは歴史に学べ。『こころ』から『ホモ・デウス』まで、ベストセラーで読み解く危機の本質とは?
日本は現在、太平洋戦争後、最大の危機に直面している。同時代に危機から脱する適切なモデルが存在しないことは明白だ。こういうときに各国は、無意識のうちに自らの過去に未来を切り開くモデルを求めるようになる。ドイツの社会哲学者ユルゲン・ハーバーマスの言葉を用いれば、「未来としての過去」だ。 ――佐藤優(「まえがき」より)
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目次
まえがき 佐藤優
明治篇――近代国家形成の歪み
大正篇――モダニズムの光と闇
戦前篇――挫折した「近代の超克」
戦後篇――大量消費文化の終焉
現代篇――コロナがもたらす大転換
「危機」からの再出発ー後記に代えて 富岡幸一郎
近代日本150年史年表
書誌情報
紙版
発売日
2021年03月24日
ISBN
9784065227107
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
226ページ
電子版
発売日
2021年03月22日
JDCN
06A0000000000293987Y
初出
「明治篇」…「群像」2019年12月号、「大正篇」…「群像」2020年3月号、「戦前篇」…「群像」2020年6月号、「戦後篇」…「群像」2020年9月号、「現代篇」…「群像」2020年12月号。
収録作品
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作品名初出
-
作品名
明治篇
初出
『群像』2019年12月号
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作品名
大正篇
初出
『群像』2020年3月号
-
作品名
戦前篇
初出
『群像』2020年6月号
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作品名
戦後編
初出
『群像』2020年9月号
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作品名
現代篇
初出
『群像』2020年12月号
著者紹介
さとう・まさる 一九六〇年東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。一九八五年、同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在ロシア日本国大使館勤務などを経て、本省国際情報局分析第一課に配属。主任分析官として対ロシア外交の分野で活躍した。二〇〇五年に著した『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』で鮮烈なデビューを飾り、翌二〇〇六年の『自壊する帝国』で大宅壮一ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞を受賞。二〇二〇年、菊池寛賞を受賞。『獄中記』『私のマルクス』『先生と私』『人生のサバイバル力』ほか著書多数。
とみおか・こういちろう 一九五七年東京都生まれ。文芸評論家、関東学院大学国際文化学部比較文化学科教授、鎌倉文学館館長。中央大学文学部仏文科卒業。一九七九年、「意識の暗室 埴谷雄高と三島由紀夫」で第二二回群像新人文学賞評論優秀作受賞。西部邁の個人誌「発言者」と後継誌「表現者」に参加し、「表現者」編集長を務める。『内村鑑三 偉大なる罪人の生涯』『使徒的人間 カール・バルト』『天皇論 江藤淳と三島由紀夫』『古井由吉論 文学の衝撃力』ほか著書多数。