久保田万太郎の俳句

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電子あり

久保田万太郎の俳句

クボタマンタロウノハイク

講談社文芸文庫

湯豆腐やいのちのはてのうすあかり
神田川祭の中をながれけり
なにがうそでなにがほんとの寒さかな
小説家・劇作家として大成した万太郎は、10代より亡くなる直前まで、俳句を作り続けた「文人俳句」の代表的俳人でもあった。本書は、万太郎が創刊・主宰した俳誌「春燈」の継承者が、その俳句の魅力と技術、交友関係までを哀惜と畏敬の念を込めて綴った名著であり、万太郎俳句のすぐれた入門書でもある。俳人協会評論賞受賞作。


Ⓒumeyo naruse

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書誌情報

紙版

発売日

2021年08月09日

ISBN

9784065243008

判型

A6

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

304ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

電子版

発売日

2021年08月06日

JDCN

06A0000000000335091P

初出

『久保田万太郎の俳句』(ふらんす堂 1995年10月刊)を底本としました。

著者紹介

著: 成瀬 櫻桃子(ナルセ オウトウシ)

成瀬櫻桃子(1925・11・25~2004・12・14)俳人。本名・冨造。岐阜県生まれ。横浜高等工業学校(現・横浜国立大学工学部)卒業。1940年頃より句作を始め、「馬酔木」、「寒雷」等に投句。1946年、安住敦と大町糺が久保田万太郎を擁立して創刊した「春燈」に参加。久保田万太郎に師事、63年万太郎逝去後、安住敦に師事。88年、安住敦逝去に伴い「春燈」主宰。73年、句集『風色』で第13回俳人協会賞、96年、『久保田万太郎の俳句』で俳人協会評論賞を受賞。他に句集『素心』、『現代俳句文庫 成瀬櫻桃子句集』)、共著『古寺散策』、編著『安住敦の世界』、『久保田万太郎句集 こでまり抄』等がある。

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