数学独習法

マイページに作品情報をお届け!

電子あり

数学独習法

スウガクドクシュウホウ

講談社現代新書

【数学の全体像をつかむ!】
代数学。幾何学。微積分学。統計学。
4つの数学の基礎を理解して、
数学の俯瞰図を頭の中に作り上げる。

「指数関数的増加って何?」「再生産数?」
「偏差値とか標準偏差ってどういうこと?」

解けなくていい。
覚えなくてもいい。
計算、解法、一切不要。
仕事に出てくる数学知識を厳選!

金融の世界で数学を駆使する専門家に、
私大文系卒編集者がわかるまで聞き返してできました。
読めば数学思考がインストールできる、
大人のための数学入門書です。


◆読めばわかる4つの数学◆
【1】仮説を明確にする代数学
   〇代数学の極意は「仮説思考」
   〇指数関数で新型コロナ急拡大がわかる
   〇AI深層学習を生んだ線形代数学
【2】イメージをカタチ化、カタチを数値化する幾何学
   〇あらゆるカタチは三角形の集まり
   〇三角関数は究極の思考節約術
   〇地震も音楽も三角関数で数値化できる
   〇フーリエ変換で複雑な波も単純化
【3】複雑なものを単純化する微積分学
   〇単純になるまで微細に刻み計算する技術
   〇飛行機・ロケット・ドローンを実現した微積分
   〇微分方程式で感染拡大をシミュレーション
【4】大きな視点で全体を俯瞰する統計学
   〇平均所得額は典型的な所得水準じゃない
   〇標準偏差と分散の不思議な関係
   〇自動運転を生んだベイズ統計学

4つの数学が何をしているのかわかるだけで数学思考のインストール完了!


ⒸTomishima Yusuke

  • 前巻
  • 次巻

目次

はじめに

【第1章】これからの時代に必要な数学四天王
1-1 代数学:分からないことを仮説でとらえる
1-2 幾何学:イメージをカタチにしてとらえる
1-3 微積分学:複雑な物事を単純化してとらえる
1-4 統計学:大きな視点で俯瞰してとらえる

【第2章】代数学:仮説を立てて謎を解くための数学
2-1 1次関数:シンプル・イズ・ベストの代名詞
2-2 2次関数:日常生活を支える縁の下の力持ち
2-3 指数関数:人類を翻弄するスピード狂
2-4 対数関数:数のマジシャン
2-5 グラフの形がヒラメキにつながる
2-6 線形代数学:たくさんの変数をまとめて料理

【第3章】幾何学:ビジュアル化系数学の豊かすぎる使い道
3-1 幾何学は三角形から始まる
3-2 三角関数は究極の思考節約術
3-3 フーリエ変換で波も表現・計算できる

【第4章】微積分学:動きや変化を単純化してとらえる数学
4-1 微積分学は何をするためのもの?
4-2 微分・積分の視覚的なイメージ
4-3 微積分の計算法をさわりだけ

【第5章】統計学:ビッグデータ時代を生きるために
5-1 記述統計学は手短に話す
5-2 推測統計学は料理の味見
5-3 ベイズ統計学は試行錯誤で賢くなる
5-4 統計学はデータが命

あとがき

書誌情報

紙版

発売日

2021年06月16日

ISBN

9784065243589

判型

新書

価格

定価:1,100円(本体1,000円)

通巻番号

2623

ページ数

304ページ

シリーズ

講談社現代新書

電子版

発売日

2021年06月16日

JDCN

06A0000000000335242D

著者紹介

著: 冨島 佑允(トミシマ ユウスケ)

1982年福岡県生まれ。京都大学理学部卒業、東京大学大学院理学系研究科修了(素粒子物理学専攻)。修士(理学)、MBA in Finance(一橋大学)、CFA協会認定証券アナリスト。大学院在籍時は欧州原子核研究機構(CERN)で研究員として世界最大の素粒子実験プロジェクトに従事。修了後はメガバンクでクオンツ(金融に関する数理分析の専門職)として信用デリバティブや日本国債・日本株の運用を担当、ニューヨークのヘッジファンドを経て、2016年より保険会社の運用部門。 著書に『「大数の法則」がわかれば、世の中のすべてがわかる! 』(ウェッジ 2017年)、『この世界は誰が創造したのか シミュレーション仮説入門』(河出書房新社 2019年)、『投資と金融がわかりたい人のためのファイナンス理論入門 プライシング・ポートフォリオ・リスク管理』(CCCメディアハウス 2018年)、『日常にひそむ うつくしい数学』(朝日新聞出版 2019年)がある。

オンライン書店一覧

ネット書店一覧

電子版取扱い書店一覧

関連シリーズ

BACK
NEXT