焦土の刑事

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電子あり

焦土の刑事

ショウドノケイジ

講談社文庫

東京は壊れつつある。見慣れぬ街に変わりつつある――。

1945年。B29による空襲の翌朝、防空壕の中で女性の遺体が発見される。首には刃物による切り傷が。無数の遺体と目の前のたったひとつの遺体。

これは戦争ではない。個人に対する犯罪だ――。

捜査を進める京橋署刑事の高峰は署長から思わぬ言葉を聞かされる。「あれは、空襲の被害者だ」。殺人事件のもみ消し――そしてまた殺人が起きる。

高峰は、中学からの同級生で特高に籍をを置く海老沢とともに、終戦をまたいで「戦時下の殺人」の犯人を追い詰めていく。

警察小説の旗手が満を持して描く、壮大な警察大河シリーズ、ここに開幕。


ⒸShunichi Doba

書誌情報

紙版

発売日

2022年04月15日

ISBN

9784065276532

判型

A6

価格

定価:990円(本体900円)

ページ数

440ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2022年04月15日

JDCN

06A0000000000450322N

初出

本書は2018年7月、小社より単行本として刊行されました。

著者紹介

著: 堂場 瞬一(ドウバ シュンイチ)

堂場瞬一(どうば しゅんいち) 1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「警視庁犯罪被害者支援課」「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』『聖刻』など多数。

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