沃野の刑事

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電子あり

沃野の刑事

ヨクヤノケイジ

講談社文庫

富む日本、惑う警察。
この国は、守る価値があるのか――。

1970年。大阪万博を控え、高度経済成長で沸き立つ日本。捜査一課と公安一課を対立させたある事件以降、袂を分かった刑事の高峰と公安の海老沢は、それぞれ理事官に出世し、国と市民を守ってきた。だが、かつてふたりの親友だった週刊誌編集長の息子の自殺をきっかけに、再び互いの線が交わっていく。単なる自殺と思われたが、独自に調べを進めるうち、日本全土を揺るがすスキャンダルの存在が、徐々に明るみに出る。尊重すべきは国家なのか、それとも名もなき個人なのか。「警察の正義」を巡り、苦悩してきた高峰と海老沢の答えは――。

戦後警察の光と闇を炙り出す一大叙事詩、待望の第三幕!


ⒸShunichi Doba

書誌情報

紙版

発売日

2022年06月15日

ISBN

9784065278161

判型

A6

価格

定価:946円(本体860円)

ページ数

440ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2022年06月15日

JDCN

06A0000000000504032X

初出

本書は2019年11月、小社より単行本として刊行されました。

著者紹介

著: 堂場 瞬一(ドウバ シュンイチ)

堂場瞬一(どうば しゅんいち) 1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「警視庁犯罪被害者支援課」「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』『聖刻』など多数。

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