
マイページに作品情報をお届け!
十角館の殺人(5)
ジュッカクカンノサツジン5

「角島青屋敷 謎の四重殺人事件」で謎の死を遂げた建築家・中村青司が「島」に建てた十角形の奇妙な館を、大学のミステリー研に所属する七人――エラリイ、ルルウ、アガサ、カー、ヴァン、ポウ、オルツィが訪れる。到着した次の日、中央ホールのテーブルに「第一の被害者」「探偵」「殺人犯」……と書かれたプレートが置かれていた。誰かの悪戯だろうと目されていたが、続々と「被害者」が出てしまい、五日目の深夜……十角館は炎に包まれる。
一方、「本土」では、島田と江南が「角島青屋敷 謎の四重殺人事件」の「真相」に辿り着く。しかし、青司の娘であり、海難事故に遭い亡くなってしまったミス研の元メンバー・中村千織の墓を訪れた二人は「あるもの」を見つけ、島田が気付きを得る。そして、江南の元に「合宿に行ったメンバーは全員死亡」の報せが……。
誰が、何故、どうやったのか。そのすべてが明かされる。
第22回日本ミステリー文学大賞受賞の綾辻行人と、美しさの中に影がある絵でイラストレーターとしても活躍する清原紘がタッグを組んで贈る、本格ミステリの金字塔をもとにした「コミックリメイク」、ついに完結!
ⒸYukito Ayatsuji/Hiro Kiyohara 2020
オンライン書店で購入する
書誌情報
紙版
発売日
2022年05月23日
ISBN
9784065278543
判型
B6
価格
定価:770円(本体700円)
ページ数
196ページ
シリーズ
アフタヌーンKC
電子版
発売日
2022年05月23日
JDCN
06A0000000000485051L
初出
『アフタヌーン』2021年12月号、2022年1月号~3月号、5月号、6月号
著者紹介
1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学院修了。1987年に『十角館の殺人』で作家デビュー。「新本格ムーヴメント」の先駆けとなる。1992年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。『水車館の殺人』『暗黒館の殺人』『奇面館の殺人』など、「館シリーズ」と呼ばれる一連の長編は現代本格ミステリを牽引する人気シリーズとなった。ほかに『緋色の囁き』『霧越邸殺人事件』『眼球奇譚』『深泥丘奇談』『Another』などがある。2018年、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。
著・絵: 清原 紘(キヨハラ ヒロ)
漫画家、イラストレーター。漫画作品に『きみにしか聞こえない』『コインランドリーの女』『Another』『探偵の探偵』などがある。イラストレーターとして、『緋色の囁き〈新装改訂版〉』など多数の書籍の装画を担当し、『蒼き革命のヴァルキュリア』などのゲームのキャラクターデザインも手掛ける。