
マイページに作品情報をお届け!
かなりあ堂迷鳥草子
カナリアドウメイチョウゾウシ
- 著: 和久井 清水

あの鳥が、綺麗な声で鳴いてくれたら。
飼鳥屋で夢をもって働くお遥、十六歳。
江戸の「鳥」たちが謎をよぶ、書下ろし時代ミステリー!
講談社時代小説文庫
赤ん坊の幽霊が出る噂の真相、盗まれた八百屋の売り上げの行方、婚約者の父が犯した重罪の理由――、
小さな飼鳥屋「かなりあ堂」の周囲で起きる「謎」の数々を、兄想いのお遥が解き明かしていく。
メジロ、ホトトギス、カナリア…小鳥たちが鳥籠で羽ばたきをしている。
近頃江戸では小鳥を飼うのが大人気。
兄と二人で飼鳥屋「かなりあ堂」を営む十六歳のお遥は、お転婆などと言われても気にしない。
噂の幽霊の正体を知ろうと駆けだしていく。
江戸の「鳥」たちが謎をよぶ時代ミステリー。
〈文庫書下ろし〉
ⒸKiyomi Wakui
オンライン書店で購入する
目次
かなりあ堂迷鳥草子
第一話 木菟(みみずく)
第二話 山雀(やまがら)
第三話 鶴(つる)
第四話 鶉(うずら)
第五話 鸚鵡(おうむ)
書誌情報
紙版
発売日
2022年10月14日
ISBN
9784065293553
判型
A6
価格
定価:704円(本体640円)
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2022年10月14日
JDCN
06A0000000000555055P
著者紹介
北海道生まれ。札幌市在住。第61回江戸川乱歩賞候補。2015年宮畑ミステリー大賞特別賞受賞。内田康夫氏の遺志を継いだ「『孤道』完結プロジェクト」の最優秀賞を受賞し、『孤道 完結編 金色の眠り』で作家デビュー。他の著書に『水際のメメント きたまち建築事務所のリフォームカルテ』がある。