
マイページに作品情報をお届け!
海神の娘
ワダツミノムスメ
- 著: 白川 紺子

世界の南の端にある「花勒」「花陀」「雨果」「沙文」の四つの島は海神のものだという。
島々は、海神たる蛇神の抜け殻からできた、という。
各島はそれぞれの領主によって治められていたが、
領主を決めるのは海神に仕える巫女王の託宣だった。
巫女王のもとには「海神の娘」が集う。
娘らは託宣によって領主のもとへ嫁いでいく。
彼女たちを娶ることで、島は海神の加護を得て、繁栄するのだという。
今宵もまた、ひとりの巫女が舟に乗せられ、月明かりの下、島影へ近づいてゆく。
ⒸKouko Shirakawa
オンライン書店で購入する
書誌情報
紙版
発売日
2023年07月14日
ISBN
9784065318089
判型
A6
価格
定価:792円(本体720円)
ページ数
288ページ
シリーズ
講談社タイガ
電子版
発売日
2023年07月14日
JDCN
06A0000000000681545L
著者紹介
三重県出身。同志社大学文学部卒。雑誌「Cobalt」短編新人賞に入選の後、2012年度ロマン大賞受賞。主な著書に『下鴨アンティーク』『契約結婚始めました』「後宮の烏」シリーズ(集英社オレンジ文庫)『三日月邸花図鑑』『九重家献立暦』(講談社タイガ)などがある。