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魔食 味見方同心(二) 料亭駕籠は江戸の駅弁
マショクアジミカタドウシン2リョウテイカゴハエドノエキベン
- 著: 風野 真知雄

贅を極める「料亭駕籠」で旗本暗殺事件が起こる。美食家が集まる謎の組織「魔食会」が絡むのか。大人気書下ろし時代小説シリーズ!
近ごろ話題の「料亭駕籠」。駕籠に乗って江戸の名所を巡りながら、人気料亭の弁当をつかうというもので、客足が絶えないらしい。そんな折に大きな事件が起こる。旗本・笠原忠義が駕籠に乗っている最中に暗殺されたのだ。当日は駕籠かきや供の者も凶行に気づかず、名所巡りの順路を通り終えて出発した料亭に戻ったところで、事件が発覚したらしい。魚之進は有力な旗本・中野石翁のご指名で、味見方ながら本来の職責を超えて事件の真相を調べることに……。
ⒸMachio KAZENO
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書誌情報
紙版
発売日
2024年06月14日
ISBN
9784065356920
判型
A6
価格
定価:737円(本体670円)
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2024年06月14日
JDCN
06A0000000000792207F
著者紹介
かぜの・まちお 1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、『卜伝飄々』(文春文庫)などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、「耳袋秘帖」シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「隠密篇」「潜入篇」に続く「味見方同心」シリーズの第3弾。