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魔食 味見方同心(四) おにぎり寿司は男か女か
マショクアジミカタドウシン4オニギリズシハオトコカオンナカ
- 著: 風野 真知雄

寿司を海苔でくるんで真ん丸にした、見た目はおにぎりで食べると寿司──そんな「おにぎり寿司」という変わり種が品川で流行っているという。しかも、謎の味覚・魔味を追い求めている「魔食会」も注目しているらしい。ここは、味見方同心である魚之進も出動。早速、妻のおのぶに買ってきてもらい吟味を始めた矢先、仰天の事態が出来する。おにぎり寿司の店主が刺殺されたのだ。目撃証言では、犯人は男か女かはっきりせず、また、店主の言い残した言葉は「おにぎり寿司はやっちゃいけなかった」だった。それはいったい何を意味するのか。犯人の手掛かりは……。
ⒸMachio KAZENO
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書誌情報
紙版
発売日
2025年03月14日
ISBN
9784065389485
判型
A6
価格
定価:737円(本体670円)
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2025年03月14日
JDCN
06A0000000000883441S
著者紹介
かぜの・まちお 1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)、『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書き下ろしシリーズのほか、『卜伝飄々』(文春文庫)などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、「耳袋秘帖」シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書き下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な人気と実力を誇る時代小説家。本作は「隠密篇」「潜入篇」に続く「味見方同心」シリーズの第3弾。