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魔食 味見方同心(三) 閻魔さまの怒り寿司
マショクアジミカタドウシン3エンマサマノイカリズシ
- 著: 風野 真知雄

ものすごく辛い稲荷寿司を売る寺を探っていると怪しい男を見つける。魔食会と関わりがあるのか? 書下ろし時代小説シリーズ最新作!
閻魔さまを祀る渋谷村の寺で、食べると罪が許される「ものすごく辛い稲荷寿司」を売っているという。ここは味見方同心の出番だろうと、魚之進は岡っ引きの麻次を従えて探りに行く。するとそこで出くわしたのは、売っている中で最も辛い「天辛」の稲荷寿司を10個も買う二十歳過ぎの若い男だった。よっぽど悪いことをしたのだろうか。犯罪の臭いを嗅ぎつけた魚之進たちは、男のあとをつけることにする。男は濠沿いにしばらく歩くと、薬種商の大店に入っていった。そこは以前未解決事件のあった店で……。
ⒸMachio KAZENO
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書誌情報
紙版
発売日
2024年10月16日
ISBN
9784065373156
判型
A6
価格
定価:737円(本体670円)
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2024年10月16日
JDCN
06A0000000000835402I
著者紹介
かぜの・まちお 1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、『卜伝飄々』(文春文庫)などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、「耳袋秘帖」シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「隠密篇」「潜入篇」に続く「味見方同心」シリーズの第3弾。