ショットとは何か 歴史編

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電子あり

ショットとは何か 歴史編

ショットトハナニカレキシヘン

文芸(単行本)

収録作
映画の「未来」に向けて/スクリューボールまたは禁止と奨励 ハリウッド30年代のロマンチック・コメディー/オーソン・ウェルズはたえずフィルモグラフィーを凌駕しつづける/「黒さ」の誘惑 リタ・ヘイワースの曖昧さはいかにして「フィルム・ノワール」を擁護したか/これは、「黄昏の西部劇」である以前に、映画の王道に位置づけらるべき作品である サム・ペキンパー監督『昼下りの決斗』/ロッセリーニによるイタリア映画史/ロベルト・ロッセリーニを擁護する/娘のイザベラを使って、ロッセリーニに『イタリア旅行』のリメイクを撮らせたくてならなかった/ジャン・ルノワール論のために/レマン湖の畔にて ゴダールにとっての―あるいは、ストローブにとっての―スイスについて/署名の変貌――ソ連映画史再読のための一つの視角/寡黙なるものの雄弁 ホー・シャオシェンの『戀戀風塵』/吹きぬける風のかなたに「黒衣の刺客」/タイプライターとプロジェクターに護られて/ここでは、魂と肉体とが、奇蹟のように融合しあっている「アンジェリカの微笑み」/歳をとらずに老いるということの苛酷さについて ペドロ・コスタ『ホース・マネー』/このホークス的なコメディは、文字通りの傑作である ウェス・アンダーソン監督『犬ヶ島』/十字架 シャワー 濡れた瓦…… 『ヴィタリナ』をめぐってペドロ・コスタに訊いてみたい三つのことがら/抒情を排したこの寡黙な呟きに、ひたすら耳を傾けようではないか ―ケリー・ライカート小論―/黒沢清『スパイの妻』『蛇の道』/濱口竜介『悪は存在しない』/映画の「現在」に向けて ゴダールの『奇妙な戦争』に触れて思うこと/年間ベスト10


ⒸShigehiko Hasumi

書誌情報

紙版

発売日

2024年08月22日

ISBN

9784065358962

判型

四六変型

価格

定価:2,750円(本体2,500円)

ページ数

340ページ

電子版

発売日

2024年08月21日

JDCN

06A0000000000783986M

初出

映画の「未来」に向けて…第53回カンヌ国際映画祭(2000.5)のプレ・イベントにおける講演、スクリューボールまたは禁止と奨励 ハリウッド30年代のロマンチック・コメディー…「ルプレザンタシオン」1991.4.20、オーソン・ウェルズはたえずフィルモグラフィーを凌駕しつづける…「季刊リュミエール」1986.9.20、「黒さ」の誘惑 リタ・ヘイワースの曖昧さはいかにして「フィルム・ノワール」を擁護したか…「ルプレザンタシオン」1992.10.25、これは、「黄昏の西部劇」である以前に、映画の王道に位置づけらるべき作品である サム・ペキンパー監督『昼下りの決斗』…「サム・ペキンパー 情熱と美学」パンフレット 2015.9.26、ロッセリーニによるイタリア映画史…「季刊リュミエール」1987.12.20、ロベルト・ロッセリーニを擁護する…「季刊リュミエール」1988.12.20、娘のイザベラを使って、ロッセリーニに『イタリア旅行』のリメイクを撮らせたくてならなかった…「Bergman Special」パンフレット 1988.11、ジャン・ルノワール論のために…「ジャン・ルノワール、映画のすべて。」1996.11、レマン湖の畔にて ゴダールにとってのあるいは、ストローブにとってのスイスについて…「ユリイカ」2023.1を増補・改訂、タイプライターとプロジェクターに護られて…「山形国際ドキュメンタリー映画祭 2015|Double Shadows/二重の影――映画が映画を映すとき」2015.10.8、ここでは、魂と肉体とが、奇蹟のように融合しあっている…「アンジェリカの微笑み」パンフレット 2015.12.5、署名の変貌――ソ連映画史再読のための一つの視角…「レンフィルム祭――映画の共和国へ」1992.6、吹きぬける風のかなたに…「黒衣の刺客」パンフレット 2015.9.12、寡黙なるものの雄弁 ホウ・シャオシェンの『恋恋風塵』…「季刊リュミエール」1988.12.20、歳をとらずに老いるということの苛酷さについて ペドロ・コスタ『ホース・マネー』…「ホース・マネー」パンフレット 2016.6.18、十字架 シャワー 濡れた瓦……『ヴィタリナ』をめぐってペドロ・コスタに訊いてみたい三つのことがら…「ユリイカ」2020.10 他。

著者紹介

著: 蓮實 重彦(ハスミ シゲヒコ)

仏文学者、映画批評家、文芸批評家。1936年、東京都生まれ。東京大学仏文学科卒業。パリ大学にて博士号取得。東京大学教授を経て、東京大学第26代総長。78年、『反=日本語論』で読売文学賞、89年、『凡庸な芸術家の肖像』で芸術選奨文部大臣賞、2016年、『伯爵夫人』で三島由紀夫賞を受賞。1999年にはフランス芸術文化勲章コマンドールを受章する。著書に『フーコー・ドゥルーズ・デリダ』『夏目漱石論』『監督 小津安二郎』『表層批評宣言』『「ボヴァリー夫人」論』『ショットとは何か』『ジョン・フォード論』他多数がある。

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