
マイページに作品情報をお届け!
特上カバチ!!-カバチタレ!2-(16)
トクジョウカバチカバチタレツー

「カバチ」とは広島弁で、文句や屁理屈のこと。法を知れば、それまで泣き寝入りしていた人もカバチをタレて(言って)、自分たちの生活を守ることができるのだ。 主人公の田村は、行政書士の大野と出会ったことでそのことに気づき、大野事務所に入所した。そんな田村が補助者として積んださまざまな経験を綴ったのが前作『カバチタレ!』。そして、試験に合格し晴れて行政書士となった田村が、新たに登場する女行政書士・住吉美寿々とともに、これまで以上にカバチをタレるのが『特上カバチ!!─カバチタレ!2─』である。
田村の中学時代の同級生である小山内朋之は昔からの見栄っ張り。ペットショップを経営する現在も、倒産寸前でありながら田村の前では景気よくふるまっていた。そして惚れた女の前でも見栄を張り、女の借金の保証人に! その行為を田村に責められ、女に逃げられ、債権者に返済を迫られ……。そんな小山内に残された道は一つしかなかった。
田島隆/東風孝広
オンライン書店で購入する
目次
助けを求める強さ
切れない絆の結び方
非イケメンのモテる道
徐々に微妙な関係
取りかえばや、拒むべき手と気遣う手
裸の自分に耐えられない!!
けっきょく逃げ道なんてない
脱ぐ肌は一肌(ひとはだ)だけじゃ足りません
ハッタリだけが頼りです
先はないけど戻れない道
裸になって見えたもの
書誌情報
紙版
発売日
2009年03月23日
ISBN
9784063727807
判型
B6
価格
定価:586円(本体533円)
ページ数
232ページ
シリーズ
モーニング KC
電子版
発売日
2011年11月30日
JDCN
0637278000100011000D
初出
『モーニング』2008年45号~52号、2009年1号~4・5合併号
著者紹介
1972年広島県呉市生まれ。高校を卒業後、設計・製図会社に就職するが「漫画家になる」と社長に宣言し、1年で退職。96年(24歳)、従兄弟の田島隆氏の紹介により青木雄二氏に出会い、大阪を出ることを決意。半年間『ナニワ金融道』の作画を手伝う。98年(25歳)、処女作『五番街』で週刊ヤングマガジンのちばてつや賞ヤング部門入賞。99年5月、モーニングにて『カバチタレ!』の連載を開始。2001年8月よりイブニングにて『極悪がんぼ』の連載を開始。05年7月よりモーニングにて『特上カバチ!!』の連載を開始し、現在にいたる。大阪府大阪市在住。
原作: 田島 隆(タジマ タカシ)
1968年広島県呉市生まれ。高校を中退して以降、独立して生計を営み、トラック運転手、花屋、クリーニング屋、ビル清掃業、営業マン、新聞配達など約30種の職を経験した。20歳のとき法律家を志し、司法書士補助者を経て、1991年、海事代理士試験に合格。呉市に田島海事法務事務所を開業、現在まで海事代理士・行政書士として法律実務に携わる。1999年よりモーニングにて『カバチタレ!』の連載を、2001年よりイブニングにて『極悪がんぼ』の連載を開始。2005年7月より『特上カバチ!!』の連載を開始し、現在にいたる。広島県在住。