
マイページに作品情報をお届け!
特上カバチ!!-カバチタレ!2-(20)
トクジョウカバチカバチタレツー

「カバチ」とは広島弁で、文句や屁理屈のこと。法を知れば、それまで泣き寝入りしていた人もカバチをタレて(言って)、自分たちの生活を守ることができるのだ。 主人公の田村は、行政書士の大野と出会ったことでそのことに気づき、大野事務所に入所した。そんな田村が補助者として積んださまざまな経験を綴ったのが前作『カバチタレ!』。そして、試験に合格し晴れて行政書士となった田村が、新たに登場する女行政書士・住吉美寿々とともに、これまで以上にカバチをタレるのが『特上カバチ!!─カバチタレ!2─』である。
波田依子は元彼の槍田遊也に、交際中に貸した50万円の返済を要求するが、とり合ってもらえない。依子はお金を取り返してほしいと住吉に依頼。男は住吉の前に出るとヨリを戻したいと殊勝に語るが、実は新しい女がいてヨリを戻す気も金を返す気もまったくなかった。カス屑オトコの人間性を見抜けなかった住吉。怒りとともに槍田を徹底的に追い詰める!
Ⓒ田島隆/東風孝広
オンライン書店で購入する
目次
男は成敗!
昨日の彼は今日の敵
多情多恨な断食夜叉
君の縄
迷宮入りするエビデンス
ケアレス・ビジネス
レディのジョーカー
文書送達は二度ベルを鳴らす
おひとりさまの今後
笑って、笑って
書誌情報
紙版
発売日
2010年01月22日
ISBN
9784063728675
判型
B6
価格
定価:586円(本体533円)
ページ数
208ページ
シリーズ
モーニング KC
電子版
発売日
2012年01月27日
JDCN
0637286700100011000A
初出
『モーニング』2009年46号~2010年4・5合併号
著者紹介
1972年広島県呉市生まれ。高校を卒業後、設計・製図会社に就職するが「漫画家になる」と社長に宣言し、1年で退職。96年(24歳)、従兄弟の田島隆氏の紹介により青木雄二氏に出会い、大阪を出ることを決意。半年間『ナニワ金融道』の作画を手伝う。98年(25歳)、処女作『五番街』で週刊ヤングマガジンのちばてつや賞ヤング部門入賞。99年5月、モーニングにて『カバチタレ!』の連載を開始。2001年8月よりイブニングにて『極悪がんぼ』の連載を開始。05年7月よりモーニングにて『特上カバチ!!』の連載を開始し、現在にいたる。大阪府大阪市在住。
原作: 田島 隆(タジマ タカシ)
1968年広島県呉市生まれ。高校を中退して以降、独立して生計を営み、トラック運転手、花屋、クリーニング屋、ビル清掃業、営業マン、新聞配達など約30種の職を経験した。20歳のとき法律家を志し、司法書士補助者を経て、1991年、海事代理士試験に合格。呉市に田島海事法務事務所を開業、現在まで海事代理士・行政書士として法律実務に携わる。1999年よりモーニングにて『カバチタレ!』の連載を、2001年よりイブニングにて『極悪がんぼ』の連載を開始。2005年7月より『特上カバチ!!』の連載を開始し、現在にいたる。広島県在住。