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激昂がんぼ(2)
ブチギレガンボ

総務省のキャリア官僚・二宮は、二流大卒というコンプレックスを抱えながらも、出世への情熱を胸に秘め、地元の広島県庁に出向していた。一方、同じ広島県の芸南市――「神崎シークレットサービス」の看板を掲げ、裏では事件屋として頭角をあらわしている若きフィクサー・神崎がいた。「がんぼ」とは、広島の方言で「乱暴者」「やんちゃ」「悪いやつ」という意味。裏の世界の活躍を描いた前作『極悪がんぼ』の主人公・神崎と、表舞台に生きる二宮が交わるとき、新たな「がんぼ」が誕生する!
地方官僚・二宮亮。出世してのし上がることを目指している二宮はある案件で事件屋・神崎守と出会い、お互いを強く意識し争うことになる。そんな二宮に、今度は中央省庁でおきたトラブルがまわってきた。広島で行われる予定の港湾整備を潰すことが二宮に与えられたミッション。だが、国交省から出向している寺本宏一が二宮の前に立ちはだかる。窮地に追い詰められた二宮が活路を見出したのは、宿敵神崎だった…!!
Ⓒ田島隆/東風孝広
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目次
負いかた一つで重荷も軽い。
前途は遠く、そして暗い。
不幸自慢はもう要らない。
砂漠で牡丹は育たない。
まず食うこと、それから道徳。
男らしく、漢らしく。
キミの名は、破天荒。
大いなる、腹の探り合い。
強者と巧者。
主導権が、上下関係を作る。
書誌情報
紙版
発売日
2010年10月22日
ISBN
9784063523300
判型
B6
価格
定価:597円(本体543円)
ページ数
184ページ
シリーズ
イブニングKC
電子版
発売日
2012年05月11日
JDCN
0635233000100011000F
初出
『イブニング』2010年7号~9号、11号~17号
著者紹介
1972年広島県呉市生まれ。高校を卒業後、設計・製図会社に就職するが「漫画家になる」と社長に宣言し、1年で退職。96年(24歳)、従兄弟の田島隆氏の紹介により青木雄二氏に出会い、大阪を出ることを決意。半年間『ナニワ金融道』の作画を手伝う。98年(25歳)、処女作『五番街』で週刊ヤングマガジンのちばてつや賞ヤング部門入賞。99年5月、モーニングにて『カバチタレ!』の連載を開始。2001年8月よりイブニングにて『極悪がんぼ』の連載を開始。05年7月よりモーニングにて『特上カバチ!!』の連載を開始し、現在にいたる。大阪府大阪市在住。
原作: 田島 隆(タジマ タカシ)
1968年広島県呉市生まれ。高校を中退して以降、独立して生計を営み、トラック運転手、花屋、クリーニング屋、ビル清掃業、営業マン、新聞配達など約30種の職を経験した。20歳のとき法律家を志し、司法書士補助者を経て、1991年、海事代理士試験に合格。呉市に田島海事法務事務所を開業、現在まで海事代理士・行政書士として法律実務に携わる。1999年よりモーニングにて『カバチタレ!』の連載を、2001年よりイブニングにて『極悪がんぼ』の連載を開始。2005年7月より『特上カバチ!!』の連載を開始し、現在にいたる。広島県在住。