知られざる源氏物語

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知られざる源氏物語

シラレザルゲンジモノガタリ

講談社学術文庫

主題・手法・作者複数説・巻の順序――
読まれざる大作の本当の姿

長すぎる故にあまり読まれず、読まれない故に「誨淫の書」「悪文」などの謬説が蔓延する。稀有の大作源氏物語は本当は何を書いた物語なのか。どのような時代を背景に、いかに作られいかなる手法が用いられているのか。現代の生活感情による評価を退け、もののあはれ論、いろごのみ論を検討しつつ、古代の理想としての「美しい皇子の物語」の真実に迫る。


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目次

第1章 不幸な大作、源氏物語
第2章 源氏物語は何を書いた物語か
第3章 物語の理想としての「いろごのみ」
第4章 あまたある源氏の物語
第5章 源氏物語はこのようにして作られた(1)
第6章 源氏物語はこのようにして作られた(2)
第7章 源氏物語の手法
第8章 巻々の書かれた順序
第9章 作者複数説の可能性
第10章 源氏物語と古今集の世界
結語 知られざる大作、源氏物語

書誌情報

紙版

発売日

2005年12月11日

ISBN

9784061597396

判型

A6

価格

定価:1,155円(本体1,050円)

通巻番号

1739

ページ数

328ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

1996年1月、大修館書店より刊行。

著者紹介

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