西洋哲学史 1 「ある」の衝撃からはじまる

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西洋哲学史 1 「ある」の衝撃からはじまる

セイヨウテツガクシ1 アルノショウゲキカラハジマル

講談社選書メチエ

哲学史の醍醐味がここに結集! 前ソクラテス期の哲学者パルメニデスの「存在」をめぐる考察にこそ西洋哲学の起点がある。その思考を読み解く論考に始まり、ニーチェ、ハイデガーに至る第1巻!

「西洋哲学史」と銘打つ書籍はたくさんある。しかし、それらは「哲学史」の知識の羅列になっていないだろうか。
「哲学史」は、どのような歴史観をもって、語られるべきか。
本シリーズは、哲学史に関して、現在、日本でもっとも信頼すべき知見を有する三人の編集委員による、「本気の哲学史」である。
全4巻で構成され、まずは、パルメメニデスの「存在」をめぐる思考に西洋哲学の起点があることを確認する。中世を暗黒の時代ではなく、再生をくりかえした時代として捉え直す。現代哲学は、未だ歴史に入らずと判断するが、古代キギリシアなど、まさに歴史の中に現代哲学の可能性を位置づける。
「これが哲学史だ」というべき渾身の企画である。

【目次】
序文 神崎繁
序論 哲学と哲学史をめぐって  熊野純彦
1.パルメニデス 納富信留
2.エンペドクレスとアナクサゴラス 木原志乃
3.古代ギリシアの数学 斎藤憲
4.ソクラテスそしてプラトン 中畑正志
5.アリストテレス 金子善彦
6.ニーチェとギリシア 丸橋裕
7.ハイデガーと前ソクラテス期の哲学者たち 村井則夫
8.哲学史の作り方 神崎繁


  • 前巻
  • 次巻

目次

序文 神崎繁
序論 哲学と哲学史をめぐって  熊野純彦
1.パルメニデス 納富信留
2.エンペドクレスとアナクサゴラス 木原志乃
3.古代ギリシアの数学 斎藤憲
4.ソクラテスそしてプラトン 中畑正志
5.アリストテレス 金子善彦
6.ニーチェとギリシア 丸橋裕
7.ハイデガーと前ソクラテス期の哲学者たち 村井則夫
8.哲学史の作り方 神崎繁

書誌情報

紙版

発売日

2011年10月12日

ISBN

9784062585149

判型

四六

価格

定価:2,090円(本体1,900円)

通巻番号

511

ページ数

456ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

収録作品

  • 作品名

    序文

    初出

  • 作品名

    序論 哲学と哲学史をめぐって

    初出

  • 作品名

    パルメニデス

    初出

  • 作品名

    エンドクレスとアナクサゴラス

    初出

  • 作品名

    古代ギリシアの数学

    初出

  • 作品名

    ソクラテスそしてプラトン

    初出

  • 作品名

    アリストテレス

    初出

  • 作品名

    ニーチェとギリシア

    初出

  • 作品名

    ハイデガーと前ソクラテス期の哲学者たち

    初出

  • 作品名

    「哲学史」の作り方-生きられた「学説誌(Doxographia)」のために

    初出

著者紹介

編: 神崎 繁(カンザキ シゲル)

1952年生まれ。専修大学教授。専攻は哲学。著者に『プラトンと反遠近法』『魂(アニマ)への態度』など。古代ギリシア哲学を中心に、深い学識に裏付けられた文章には、定評がある。

編: 熊野 純彦(クマノ スミヒコ)

1958年生まれ。東京大学教授。専攻は、倫理学、哲学史。著書に『西洋哲学史』『レヴィナス入門』『ヘーゲル』『埴谷雄高』など多数。「再発見 日本の哲学」の編集委員もつとめ、幅広く活動している。

編: 鈴木 泉(スズキ イズミ)

1963年生まれ。東京大学准教授。専攻は哲学。共著に『ドゥルーズ/ガタリの現在』など。スピノザやドゥルーズの研究で注目される。博識で哲学の細部まで読む研究に定評。

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