現実脱出論

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電子あり

現実脱出論

ゲンジツダッシュツロン

講談社現代新書

「現実」って何だろう? 私たちが知覚している世界と「現実」は、実はかなりズレている!? 「現実」ではノイズとしてカットされているかすかな五感のささやきに、異能の作家・坂口恭平が耳を澄ます。そこで浮かび上がってきたものとは? 驚きの(そしてどこか懐かしい)世界をありありと体験できる本。私たちは本当は、見えないものたち、触れることのできないものたちに包まれて生きているのだ。


目に映っている現実は、決して唯一無二の世界じゃない!

目で見ることも、手で触れることもできないけれど、
たしかに存在するあの〈懐かしい世界〉へ読者を誘う

ベストセラー『独立国家のつくりかた』で〈社会〉と対峙した坂口恭平が、
今度は私たちの〈無意識〉にダイブする!


【目次】

プロローグ 現実さんへの手紙
第1章 疑問の萌芽
第2章 語り得ない知覚たち
第3章 時間と空間
第4章 躁鬱が教えてくれたこと
第5章 ノックの音が聞こえたら
第6章 だから人は創造し続ける
エピローグ ダンダールと林檎


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目次

プロローグ 現実さんへの手紙
第1章 疑問の萌芽
 1 現実からの招待状
 2 それは学習机であり、巣の材料でもある
 3 膨張する居酒屋
第2章 語り得ない知覚たち
 1 目の創造活動
 2 臭党
 3 匂いの建築
 4 手が届かない快感
 5 聴いたことのない懐かしい音楽
 6 線の言語
第3章 時間と空間
 1 時間について
 2 空間について
 3 トヨちゃんのぬいぐるみ王国
第4章 躁鬱が教えてくれたこと
 1 躁鬱という機械
 2 空き地のような他者の知覚
 3 機械からの問い
 4 現実を他者化する
第5章 ノックの音が聞こえたら
 1 ものがたり
 2 半現実のつくりかた
 3 振る舞い言語
第6章 だから人は創造し続ける
 1 思考という巣
 2 創造とは何か
 3 なぜ思考を伝達しようと試みるのか
 4 現実へ
エピローグ ダンダールと林檎
あとがき

書誌情報

紙版

発売日

2014年09月18日

ISBN

9784062882743

判型

新書

価格

定価:836円(本体760円)

通巻番号

2274

ページ数

208ページ

シリーズ

講談社現代新書

電子版

発売日

2014年09月19日

JDCN

0628827400100011000H

著者紹介

著: 坂口 恭平(サカグチ キョウヘイ)

1978年、熊本生まれ。建築家・作家・絵描き・歌い手、ときどき新政府内閣総理大臣。著書に『TOKYO 0円ハウス 0円生活』(河出文庫)、『独立国家のつくりかた』(講談社現代新書)、『幻年時代』(幻冬舎、熊日出版文化賞)、『坂口恭平 躁鬱日記』(医学書院)、『徘徊タクシー』(新潮社)、弾き語りCDアルバムに『Practice for a Revolution』などがある。

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