『深い河』創作日記

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『深い河』創作日記

フカイカワソウサクニッキ

講談社文芸文庫

遠藤周作最期の、純文学書き下ろし長篇小説は、病魔と闘いながら、魂と体力のすべてをかけて書かれた。
『深い河』は遠藤周作の思考の行き着く果ての神についての、ひとつの結論であった。
構想から執筆までの苦悩。壮絶な日々。
書くこととは、神とは、を身をもって証明した著者の死後に発見された、感動の記録。


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書誌情報

紙版

発売日

2016年05月11日

ISBN

9784062903110

判型

A6

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

240ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

初出

本書は、『『深い河』創作日記』(1997年9月講談社刊)及び「三田文学」(1997年秋季号)に掲載された対談を収録した、講談社文庫版(2000年9月刊)を底本にし、新たな解説、年譜にいたしました。なお「宗教の根本にあるもの」の初出は、「歴史読本ワールド」(1993年2月号)です。

著者紹介

著: 遠藤 周作(エンドウ シュウサク)

1923年東京生まれ。幼時は大連で育つ。慶應義塾大学仏文科卒。戦後日本人初めての留学生として渡仏し、リヨン大学に学ぶ。評論家として出発した後、小説家へ。55年『白い人』で芥川賞。58年『海と毒薬』で新潮社文学賞・毎日出版文化賞。66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞。80年『侍』で野間文芸賞。94年『深い河』で毎日芸術賞受賞。第三の新人といわれ純文学ではカトリックの視点で弱者への優しさを追求し、また「ぐうたら」シリーズ、歴史小説などでも人気を博す。95年文化勲章受章。96年9月、73歳で逝去。

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