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地球46億年 物質大循環 地球は巨大な熱機関である
チキュウ46オクネンブッシツダイジュンカンチキュウハキョダイナネツキカンデアル
- 著: 月村 勝宏

地球は、活動し、生きている惑星である。地球を構成するさまざまな物質は、そのかたちを変えながら、長い時間をかけて循環している。それにともなう多様な物質の多様な反応もじつは、熱い物質からは揮発性物質が放出され、冷たい物質には揮発性物質が入り込むという、非常にシンプルな原理で理解することができる。マントルの対流、大陸地殻の成長と循環、二酸化炭素の循環は、揮発性物質の出入りによって、さまざまな物質に変化しながらおこなわれていることがわかる。そして、それらの循環、揮発性物質の出入りは、地球が熱機関であることによって駆動されている。地球の成り立ちそして進化を、俯瞰した目で眺め、解説した地球科学の新しい入門書。
主な内容
プロローグ
第1章 太陽系の元素と揮発性物質
第2章 太陽系惑星と原始の地球
第3章 地球の物質循環
第4章 ゆっくり変化した地球
第5章 物質循環の中の生命の誕生
第6章 二酸化炭素と大陸地殻
第7章 粘土:冷たい環境でできた物質
第8章 親銅元素とウランの循環
第9章 熱機関である地球
エピローグ
Ⓒ月村勝宏
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書誌情報
紙版
発売日
2024年01月18日
ISBN
9784065346723
判型
新書
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
通巻番号
2251
ページ数
272ページ
シリーズ
ブルーバックス
電子版
発売日
2024年01月17日
JDCN
06A0000000000750828I
著者紹介
一九五三年東京都生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。東京大学理学系大学院鉱物学教室修士課程修了。一九七九年通商産業省地質調査所研究員、1986年東京大学理学博士、1987年から1988年ワシントン州立大学博士研究員、1999年地質調査所鉱物特性研究室長。2001年産業技術総合研究所深部環境研究センター副研究センター長、現在は産業技術総合研究所客員研究員。専門分野は、結晶学、鉱物学、地球科学。これまでの研究は、鉱物の結晶構造解析、鉱物資源の研究、高レベル放射性廃棄物処分の安全性の研究、小角散乱による非晶質ナノ粒子の研究。
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