出雲神話

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電子あり

出雲神話

イズモシンワ

講談社学術文庫

国引き、八岐大蛇、国譲りなど、日本神話では最も重要な舞台であるにもかかわらず、大和朝廷に対抗したという出雲国の実態は未だ明らかになっていない。比較神話学、民俗学、宗教学、歴史学などの様々な知見からなる議論をまとめ、記紀や風土記、神賀詞などの資料を読み解き、出雲神話の虚像と実像を浮かび上がらせる最良の入門書!(解説・三浦佑之)

【本書で扱うトピック】
八岐大蛇の神話にはどのような意味があるか?
なぜ、記紀と風土記の内容は、大きく異なるか?
大和朝廷と出雲国は、実際に敵対関係にあったか?
なぜ、出雲は死者や他界と結びつけられてきたか?
いかにして、オオクニヌシは国家的英雄神となったか?
なぜ、古代出雲は宗教王国だったといえるか?

【目次】
まえがき
1 出雲神話の謎
2 二つの出雲神話
3 出雲国造家の台頭と自家の売りこみ
4 スサノオの神話
5 オオナムチの神話
6 国譲り神話と諸氏族
7 出雲土着の神々
参考文献
解説


ⒸMidoriko Ishido

書誌情報

紙版

発売日

2024年10月10日

ISBN

9784065369111

判型

A6

価格

定価:1,078円(本体980円)

通巻番号

2837

ページ数

208ページ

シリーズ

講談社学術文庫

電子版

発売日

2024年10月09日

JDCN

06A0000000000837669Q

初出

本書は、1976年に講談社現代新書の一冊として刊行されました。文庫化にあたり、書誌情報などを最新版に改訂しました。

著者紹介

著: 松前 健(マツマエ タケシ)

1922‐2002年。國學院大學文学部卒業、同大学大学院修士課程修了。天理大学、立命館大学、奈良大学等で教授職を歴任。専攻は神話学、宗教学。文学博士。著書に『日本神話の新研究』『古代伝承と宮廷祭祀』『日本神話の謎』『大和国家と神話伝承』『古代信仰と神話文学』等のほか、「松前健著作集」(12巻・別巻1)がある。

解説: 三浦 佑之(ミウラ スケユキ)

1946年、三重県生まれ。千葉大学名誉教授。専攻は古代文学、伝承文学研究。主な著書に、『村落伝承論』(第5回上代文学会賞受賞)、『口語訳古事記 完全版』(第1回角川財団学芸賞受賞)、『風土記の世界』『出雲神話論』『改訂版 神話と歴史叙述』(講談社学術文庫)などがある。

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