野間出版文化賞

第3回 野間出版文化賞が2021年11月4日に決定いたしました!

受賞者紹介

諫山創氏

諫山 創

授賞理由
長編ダークファンタジー『進撃の巨人』(「別冊少年マガジン」で2021年まで連載)は、緻密に計算されたストーリーが世界中の読者の心をつかみ、累計発行部数は1億部を超える。アニメ化、商品化、ゲーム化などの展開も地球規模で、ハリウッド版実写映画化も準備されている。全世界の漫画文化に与えた影響は計り知れない。

受賞者略歴
1986年大分県生まれ。2008年「マガジンSPECIAL」に『orz』を発表し、デビュー。翌年から『進撃の巨人』の連載を開始。2011年には「このマンガがすごい!」オトコ編で1位を獲得。同年には第35回講談社漫画賞少年部門も受賞した。連載の最終回にあわせて販売された超大型版コミックスは、100冊限定の15万円(本体価格)という高額商品ながら、販売開始から約2分で完売してギネス世界記録に認定された。

伊集院 静 撮影/宮本敏明

伊集院 静

授賞理由
直木賞、吉川英治文学賞、柴田錬三郎賞など数々の文学賞を受賞。「大人の流儀」シリーズは累計209万部の大ベストセラーとなっている。2020年1月、くも膜下出血で倒れ緊急手術を受けたが、大病から復活。味わい深い文章は企業経営者やスポーツ選手にもファンが多く、まさに日本を代表する作家として出版文化を牽引している。

受賞者略歴
1950年山口県生まれ。広告代理店勤務を経て、1981年に『皐月』で作家デビュー。『受け月』で直木賞受賞(1992年)、『機関車先生』で柴田錬三郎賞受賞(1994年)、『ごろごろ』で吉川英治文学賞受賞(2002年)。2016年には紫綬褒章を受章している。また、『愚か者』が日本レコード大賞を受賞(1987年。「伊達歩」名義)するなど、作詞家としても実績がある。2011年に自宅のある仙台で東日本大震災に被災した際には、すぐに筆を執り多くの国民を勇気づけた。

YOASOBI イラスト:古塔つみ
写真:Shumpei Kato

YOASOBI

授賞理由
「小説を音楽にする」というコンセプトがユニットの出発点。デビュー曲「夜に駆ける」は、商業出版ではなくインターネットの小説投稿サイトで発表された作品に触発されて創作した楽曲で、その新しいスタイルは既存の表現の枠を越えた新しい出版の形を示した。歌詞の世界観を含め、若者カルチャーの代弁者としても高く評価されている。

受賞者略歴
コンポーザーのAyase、ボーカルのikuraからなる「小説を音楽にするユニット」。2019年11月に公開された第一弾楽曲「夜に駆ける」はストリーミング累計6億回再生(2021年8月)を突破。2021年1月にリリースした初のCD『THE BOOK』はオリコンデイリーランキング初登場で2位を記録し、配信では全ての収録曲がApple Musicストリーミングチャートで15位以内に同時ランクインした。2月には初のワンマンライブを配信で実施、7月に実施した無料配信ライブは28万人が視聴。「怪物」「三原色」「大正浪漫」他、リリースする楽曲のいずれもが配信チャートで上位を記録する傍ら、原作小説のコミカライズや書籍化、映画化、企業や映像作品とのコラボレーションなどさまざまなジャンルと連動しながら活動の領域を広げている。

特別賞

角川武蔵野ミュージアム Ⓒ角川武蔵野ミュージアム

角川武蔵野ミュージアム

授賞理由
図書館・美術館・博物館を兼ね備えた「コンテンツが零れるミュージアム」。本、音楽、映像、電子メディアが融合し、来館者の想像力を刺激する実験的な仕掛けがさまざまに施されている。出版文化の新しい形を体現した図書空間として注目される。

施設概要
公益財団法人角川文化振興財団が埼玉県所沢市で運営する、図書館・美術館・博物館が融合した文化複合施設(2020年11月グランドオープン/地上5階建て・総床面積約3600坪)。編集工学者・松岡正剛氏、博物学者・荒俣宏氏、建築家・隈研吾氏、芸術学・美術教育学者の神野真吾氏による監修のもと、メインカルチャーからポップカルチャーまで多角的に文化を発信する。

NEWS

  • 2020.11.2第3回 受賞者が2021年11月4日に決定いたしました!
  • 2020.11.2第2回 受賞者が2020年11月2日に決定いたしました!
  • 2019.11.6第1回 受賞者が2019年11月6日に決定いたしました!

賞規定

野間出版文化賞の主旨と要項

一般財団法人野間文化財団は「野間文芸賞」「野間文芸新人賞」「野間児童文芸賞」の野間三賞に加え、令和元年に「野間出版文化賞」を新設しました。
「出版の再発明」をめざす講談社の創業110周年記念事業の一環として制定した本賞は、書籍・雑誌などの従来の出版の枠にとらわれず、出版にまつわるすぐれた表現活動を行った個人・団体などを顕彰することを目的としています。

  • 対象前年9月1日より当年8月31日までに発表された、出版にまつわるすぐれた表現活動を行った個人・団体の中から選びます。
  • 選考委員会選考は合議によって決定します。
  • 正賞 賞牌
    副賞 金100万円

    ・候補は別に定める実施委員会によって協議の上、選考委員会に提出します。
    ・賞贈呈式は野間文芸賞と同時に行います。

選考委員

  • 林 真理子林 真理子
  • 弘兼憲史 撮影/白鳥真太郎弘兼憲史
    撮影/白鳥真太郎
  • 茂木健一郎茂木健一郎
  • 野間省伸野間省伸

過去の受賞作品

  • 回/年
    受賞者名
  • 第2回/2020
    池井戸 潤
    吾峠 呼世晴
    あつまれ どうぶつの森
     
  • 第1回/2019
    新海 誠
    東野 圭吾
    「なかよし」「りぼん」
    白石麻衣・生田絵梨花(特別賞)
     

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