
出版社:新潮社刊
刊行日:2024年2月
1967年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1990年「幸福な遊戯」(福武書店『幸福な遊戯』所収)で第9回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。1996年『まどろむ夜の UFO』(ベネッセコーポレーション)で第1 回野間文芸新人賞、1998年『ぼくはきみのおにいさん』(河出書房新社)で第13回坪田譲治文学賞、1999年『キッドナップ・ツアー』(理論社)で第46回産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年第22回路傍の石文学賞、2003年『空中庭園』(文藝春秋)で第3回婦人公論文芸賞、2005年『対岸の彼女』(文藝春秋)で第132回直木三十五賞、2006年「ロック母」(講談社『ロック母』所収)で第32回川端康成文学賞、2007年『八日目の蟬』(中央公論新社)で第2回中央公論文芸賞、2011年『ツリーハウス』(文藝春秋)で第22回伊藤整文学賞、2012年『紙の月』(角川春樹事務所)で第25回柴田錬三郎賞、『かなたの子』(文藝春秋)で第40回泉鏡花文学賞、2014年『私のなかの彼女』(新潮社)で第2回河合隼雄物語賞、2021年『源氏物語』(河出書房新社)で第72回読売文学賞(研究・翻訳賞)を受賞。
第59回(2025年)受賞作品が決定しました。
第58回(2024年)受賞作品が決定しました。
第57回(2023年)受賞作品が決定しました。
第56回(2022年)受賞作品が決定しました。
第55回(2021年)受賞作品が決定しました。
第54回(2020年)吉川英治文学賞は「受賞作なし」と決定しました。
第53回(2019年)受賞作品が決まりました。
公益財団法人吉川英治国民文化振興会 は、日本の典型的な国民文学作家として、広く読者に親しまれ尊敬されてきた、故吉川英治の偉業を記念して設立されたもので、故人が生前ひそかに希い続けていた遺志をうけて、昭和42年以来「吉川英治文学賞」と「吉川英治文化賞」を設定してきました。この2賞に加えて、昭和55年より「吉川英治文学新人賞」、平成28年より「吉川英治文庫賞」を新たに設けました。
毎年1月1日から12月31日までに、新聞、雑誌、単行本等に最も優秀な小説、評論、その他を発表した作家に贈呈します。
候補作家の選出に遺漏のないよう、作家、画家、批評家、および各出版社の編集長、新聞社学芸部長・文化部長、ラジオ・テレビ・映画関係者、一般文化人等数百名の方々に文書で推薦を依頼します。
推薦された作家は、別に定める本会の実施委員によって整理のうえ、数名を審議対象として選考委員会に提出します。
選考委員会ならびに発表は3月上旬に行います。
選考委員は合議によって授賞者を決定します。
回/年 | 作品名 | 作者名 | 出版社 |
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第58回/2024年 | 悪逆 | 黒川博行 | 朝日新聞出版刊 |
第57回/2023年 | 燕は戻ってこない | 桐野夏生 | 集英社 |
第56回/2022年 | 遠巷説百物語 | 京極夏彦 | KADOKAWA |
やさしい猫 | 中島京子 | 中央公論新社 | |
第55回/2021年 | 風よ あらしよ | 村山由佳 | 集英社 |
第54回/2020年 | 受賞作なし |