吉川賞

吉川英治文庫賞

第10回(2025年)
受賞作品が決まりました。

受賞作品紹介

受賞作品イメージ
「小市民」シリーズ
米澤穂信
創元推理文庫

対象期間内の文庫新刊
『冬期限定ボンボンショコラ事件』

  • 対象は2023年12月から2024年11月に、シリーズの5巻目以降が一次文庫で刊行された小説のシリーズ作品。

受賞者紹介

米澤穂信(よねざわ・ほのぶ)

1978年、岐阜県生まれ。2001年に『氷菓』で第5回角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞してデビュー。2011年に『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、2014年に『満願』で第27回山本周五郎賞、2021年『黒牢城』で第12回山田風太郎賞、翌年には同作品で第166回直木三十五賞、第22回本格ミステリ大賞小説部門を受賞。ミステリーを主軸に据えつつ、青春・ファンタジー・歴史など多様なジャンルを取り入れている。 受賞作「小市民」シリーズは、2004年の『春期限定いちごタルト事件』を第1作とし、最新作は2024年の『冬期限定ボンボンショコラ事件』。同年、アニメ化。

NEWS

  • 2025.03.05

    第10回(2025年)受賞作品が決まりました。

  • 2025.01.31

    第10回(2025年)候補作品が決まりました。

  • 2024.03.05

    第9回(2024年)受賞作品が決まりました。

  • 2024.01.31

    第9回(2024年)候補作品が決まりました。

  • 2023.03.02

    第8回(2023年)受賞作品が決まりました。

  • 2023.02.02

    第8回(2023年)候補作品が決まりました。

  • 2022.03.02

    第7回(2022年)受賞作品が決まりました。

  • 2022.02.03

    第7回(2022年)候補作品が決まりました。

  • 2021.03.02

    第6回(2021年)受賞作品が決まりました。

  • 2021.02.02

    特設ページを公開しました。

  • 2021.02.02

    第6回(2021年)候補作品が決まりました。

  • 2020.03.02

    第5回(2020年)受賞作品が決まりました。

  • 2020.01.28

    特設ページを公開しました。

  • 2020.01.28

    第5回(2020年)候補作品が決まりました。

  • 2019.03.04

    第4回(2019年)受賞作品が決まりました。

  • 2019.01.30

    特設ページを公開しました。

  • 2019.01.30

    第4回(2019年)候補作品が決まりました。

  • 2018.03.01

    第3回(2018年)受賞作品が決まりました。

  • 2018.01.30

    特設ページを公開しました。

  • 2018.01.30

    第3回(2018年)候補作品が決まりました。

賞規定

吉川英治文庫賞の主旨と要項

公益財団法人吉川英治国民文化振興会 は、日本の典型的な国民文学作家として、広く読者に親しまれ尊敬されてきた、故吉川英治の偉業を記念して設立されたもので、故人が生前ひそかに希い続けていた遺志をうけて、昭和42年以来「吉川英治文学賞」と「吉川英治文化賞」を設定してきました。この2賞に加えて、昭和55年より「吉川英治文学新人賞」、平成28年より「吉川英治文庫賞」を新たに設けました。

  • 対象作家

    毎年12月1日から翌年11月30日までに、文庫最新刊が刊行された作品のなかから、5巻以上の複数巻で文庫を刊行している、もっとも優秀な大衆シリーズ文学作品と、その作家に贈呈します。なお、歴代の吉川英治文学賞受賞者は、対象の選考外となります。

    候補作家の選出に遺漏のないよう、各出版社の代表者、識者、出版流通関係者等(約50名)に選考委員を委嘱し、文書で2度にわたる投票を依頼します。

    第1次投票で上位に挙がった作家数名を最終選考候補者として事前に公開します。

  • 立会人

    逢坂 剛、前年受賞者

  • 選考委員会

    開票式を経て、発表は3月上旬に行います。

  • 正賞 賞牌 / 副賞 金100万円

    候補作品

    作品名 作者名 出版社(レーベル名)
    「池袋ウエストゲートパーク」シリーズ 石田衣良 (文春文庫)
    「三河雑兵心得」シリーズ 井原忠政 (双葉文庫)
    「吸血鬼ハンター」シリーズ 菊地秀行 (朝日文庫ソノラマセレクション)
    「天久鷹央」シリーズ 知念実希人 (実業之日本社文庫)
    「小市民」シリーズ 米澤穂信 (創元推理文庫)

    対象は、2023年12月1日から2024年11月30日に、シリーズの五巻目以降が一次文庫で刊行された小説のシリーズ作品。続編・外伝も含みます。文庫レーベル名は、期間内にそのシリーズ作品が刊行されたレーベルです。

    選考委員

    • 【出版社選考委員】15社から各1名(50音順)

      KADOKAWA、角川春樹事務所、幻冬舎、講談社、光文社、実業之日本社、集英社、小学館、祥伝社、新潮社、中央公論新社、徳間書店、PHP研究所、双葉社、文藝春秋

    • 【書評家選考委員】21名(敬称略、50音順)

      東えりか、池上冬樹、円堂都司昭、大森 望、大矢博子、小椰治宣、佳多山大地、香山二三郎、新保博久、末國善己、杉江松恋、千街晶之、縄田一男、西上心太、藤田香織、細谷正充、村上貴史、山前 譲、吉田大助、吉田伸子、吉野 仁

    • 【書店選考委員】14書店から各1名(50音順)

      旭屋書店、大垣書店、紀伊國屋書店、金高堂、廣文館、成田本店、平惣、BOOKSあんとく、ブックファースト、豊川堂、未来屋書店、谷島屋、有隣堂、リラィアブル

    過去の受賞作品

    回/年 作品名 作者名 出版社(レーベル名)
    第9回/2024年 「八咫烏」シリーズ 阿部智里 文春文庫
    第8回/2023年 「守り人」シリーズ 上橋菜穂子 新潮文庫
    第7回/2022年 「百万石の留守居役」シリーズ 上田秀人 講談社文庫
    第6回/2021年 「羽州ぼろ鳶組」シリーズ 今村翔吾 祥伝社文庫
    第5回/2020年 「十二国記」シリーズ 小野不由美 新潮文庫