吉川英治文庫賞

第5回受賞作品が2020年3月2日に決定しました!

受賞作品紹介

「十二国記」シリーズ

「十二国記」シリーズ

小野不由美

出版社: 新潮文庫

第一作Episode 0『魔性の子』は1991年に現代日本を舞台にしたホラー小説として刊行された。我々が住む世界と「虚海」という広大な海で隔てられた異世界を舞台にした壮大なファンタジー。異世界では十二の国が存在し、各国では天意を受けた霊獣「麒麟」が王を選び、誓約を交わす。王は不老不死の存在となり、国を治める。それぞれの国を舞台に、王や官吏、麒麟、市井の人々などが、過酷な運命にさらされながら必死に生きる姿を描く大河小説。2019年刊行の『白銀の墟 玄の月 第一巻~第四巻』は、『黄昏の岸 暁の天』以来18年ぶりのシリーズ長編。泰王・驍宗は登極から半年で行方不明に。泰麒も姿を消してしまう。それから6年、戴国将軍李斎は慶国景王、雁国延王の助力を得て、泰麒を故国へ連れ戻す。王は生きている、と確信する泰麒は、国の荒廃が進む中、不退転の覚悟で旅に出る。

受賞者紹介

ダミー

小野不由美

大分県生まれ。大学在学中に京都大学推理小説研究会に在籍し、1988年に講談社X文庫ティーンズハートから『バースデイ・イブは眠れない』で作家デビュー。1989年、「悪霊」シリーズで知られる「ゴーストハント」シリーズがヒットして人気作家となる。1991年刊行の『魔性の子』にはじまる「十二国記」シリーズは、その後『月の影 影の海』『風の海 迷宮の岸』と続き、ファンタジー大作として多くのファンを獲得。著者の代表作となる。1993年、『東亰異聞』が日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となる。2013年、『残穢』で第26回山本周五郎賞を受賞。他の著書に、『屍鬼』『黒祠の島』『鬼談百景』『営繕かるかや怪異譚』など多数。

NEWS

賞規定

吉川英治文庫賞の主旨と要項

公益財団法人吉川英治国民文化振興会は、日本の典型的な国民文学作家として、広く読者に親しまれ尊敬されてきた、故吉川英治の偉業を記念して設立されたもので、故人が生前ひそかに希い続けていた遺志をうけて、昭和42年以来「吉川英治文学賞」と「吉川英治文化賞」を設定してきました。この2賞に加えて、昭和55年より「吉川英治文学新人賞」、平成28年より「吉川英治文庫賞」を新たに設けました。

  • 対象作家毎年12月1日から翌年11月30日までに、文庫最新刊が刊行された作品のなかから、5巻以上の複数巻で文庫を刊行している、もっとも優秀な大衆シリーズ文学作品と、その作家に贈呈します。なお、歴代の吉川英治文学賞受賞者は、対象の選考外となります。

    候補作家の選出に遺漏のないよう、各出版社の代表者、識者、出版流通関係者等(約50名)に選考委員を委嘱し、文書で2度にわたる投票を依頼します。

    第1次投票で上位に挙がった作家数名を最終選考候補者として事前に公開します。
  • 立会人逢坂 剛、前年受賞者(本年は西村京太郎)
  • 選考委員会
    開票式を経て、発表は3月上旬に行います。
  • 正賞 賞牌
    副賞 金100万円
    賞の贈呈式は4月10日に行います。

候補作品

  • 作品名
    作者名
    出版社(レーベル名)
    発売日
  • 「警視庁殺人分析班」シリーズ
    麻見和史
    (講談社文庫)
    -
  • 「池袋ウエストゲートパーク」シリーズ
    石田衣良
    (文春文庫)
    -
  • 「羽州ぼろ鳶組」シリーズ
    今村翔吾
    (祥伝社文庫) 
    -
  • 「百万石の留守居役」シリーズ
    上田秀人
    (講談社文庫)
    -
  • 「天冥の標」シリーズ
    小川一水
    (ハヤカワ文庫JA)
    -
  • 「十二国記」シリーズ
    小野不由美
    (新潮文庫)
    -
  • 「法医昆虫学捜査官」シリーズ
    川瀬七緒
    (講談社文庫)
    -
  • 「吸血鬼(バンパイア)ハンター」シリーズ
    菊地秀行
    (朝日文庫ソノラマセレクション)
    -
  • 「百鬼夜行」シリーズ
    京極夏彦
    (各社)
    -
  • 「疫病神」シリーズ
    黒川博行
    (角川文庫)
    -
  • 「道警」シリーズ
    佐々木譲
    (ハルキ文庫)
    -
  • 「東京バンドワゴン」シリーズ
    小路幸也
    (集英社文庫)
    -
  • 「ぶたぶた」シリーズ
    矢崎存美
    (光文社文庫)
    -
  • 「食堂のおばちゃん」シリーズ
    山口恵以子
    (ハルキ文庫)
    -
  • 「古典部」シリーズ
    米澤穂信
    (角川文庫)
    -

選考委員

  • 【出版社選考委員】14社から各1名(50音順) KADOKAWA、角川春樹事務所、幻冬舎、講談社、光文社、実業之日本社、集英社、小学館、祥伝社、新潮社、中央公論新社、徳間書店、PHP研究所、双葉社、文藝春秋
  • 【書評家選考委員】22名(敬称略、50音順) 東えりか、池上冬樹、円堂都司昭、大森 望、大矢博子、小椰治宣、佳多山大地、香山二三郎、北上次郎、新保博久、末國善己、杉江松恋、千街晶之、縄田一男、西上心太、藤田香織、細谷正充、村上貴史、山前 譲、吉田大助、吉田伸子、吉野 仁
  • 【書店選考委員】14書店から各1名(50音順) うさぎや、うつのみや、笠原書店、東京堂、戸田書店、八文字屋、久美堂、ブックスキヨスク、ブックスミスミ、丸善ジュンク堂書店、水嶋書房、宮脇書店、リラィアブル、朗月堂

過去の受賞作品

  • 回/年
    作品名
    作者名
    出版社(レーベル名)
  • 第4回/2019年
    「十津川警部」シリーズ
    西村京太郎
    各社
  • 第3回/2018年
    「火村英生」シリーズ
    有栖川有栖
    角川文庫・幻冬舎文庫・ほか各社刊
  • 第2回/2017年
    「隠蔽捜査」シリーズ
    今野 敏
    新潮文庫
  • 第1回/2016年
    「しゃばけ」シリーズ
    畠中 恵
    新潮文庫