文芸（単行本）作品一覧
星になれるか 浪漫疾風録第二部
文芸（単行本）
日本ハ－ドボイルドの開祖が描いた半自叙伝直木賞受賞後、締め切りに追われ睡眠薬を常用し、肉体的、精神的にボロボロとなり妻とも離婚するが、エンタ－テインメント小説の認知に体を張る作家の人生の軌跡
平成版 考えるヒント
文芸（単行本）
妄言でニッポンを斬る平成クロニクル６０編頼りないのに人気のある羽田政権、社会現象になった逸見政孝さんの死、米ペニスカット事件から見たアメリカ、落合選手も野村監督も細川元首相もカカア天下……。
「横山大観」殺人事件
文芸（単行本）
名探偵・岡部和雄警部が百鬼夜行の美術界の暗部に迫る！
華麗な登場人物、入り組んだ物語、感動的なラスト。ファン待望の名作、いまここに――。
若き日の横山大観の傑作、発見さる――。そのニュースの美大助手・茂木は愕然とする。数カ月前、行きずりの男が茂木に見せた1枚の絵が、まさしくそこにあったのだ。天才画家と美貌の女画商の黒い接点とは？12年前の殺人事件の謎が次第に明らかに……。
検察捜査
文芸（単行本）
第40回江戸川乱歩賞受賞作の法律（リーガル）サスペンス！大物弁護士が殺された。死体には凄惨な拷問の痕が……。横浜の街を奔走、捜査する若い女性検察官！
カ－テンコ－ル
文芸（単行本）
構想10年！純文学書下ろし長篇小説
虚構の舞台を成功させた女優が人生という現実の舞台に立つ時、劇作家との哀しくも激しい恋に見舞われる。
赤坂絢子――ヒロイン「マナコ」を演じる女優が作者・寺脇滋有の目を惹いた。稽古から上演へと「マナコ」を介して、2人の関係は急速に深く濃密になっていく。一途に燃え盛る絢子の恋慕。狂おしい歓びと悔いの暗いうねりに翻弄される滋有。悲劇への予兆をはらんで2人の舞台は楽日へと突き進む。
ライカ同盟
文芸（単行本）
尾辻克彦またの名を赤瀬川原平中古カメラ中毒の著者が描くオタク私小説
ぼくがこのウィルスに感染したのは、まだ三年ほど前のことだ。それまではふつう一般の人間だった。“買わないと治らない”中古カメラ病。安いレンズなどで治っているうちはいいが……。
マノンの肉体
文芸（単行本）
芥川賞作家の最新作。官能的異空間への誘い『マノン・レスコ－』に描写のないマノンの肉体。和歌山の農村で起きた変死事件の真相。書かれなかったものが私を誘い導く先。「片瀬江ノ島」「戸外の紫」併録
ミステリ－ズ
文芸（単行本）
ミステリは、また1つ進化の階段を登った……。正常は異常。異常が正常。全てを読み解いたとき世界が変る！
誕生
文芸（単行本）
誕生は究極の理不尽なのか。気鋭の書下ろし俺は産まれたのではない、産まれさせられたのだ、と父は吼える。この世への誕生は究極の理不尽なのか。祖父から孫へ流れる強固な血を軸に人間の存在の根を問う。
陽気な夜まわり
文芸（単行本）
１３年間にわたる現代文学の結晶を今、刊行夜の道を往く人たち、耳を澄まして足音を聞くものたち。表題作をはじめ、絶讃を博した最新作「背中ばかりが暮れのこる」等計８篇収録、古井文学の真価を伝える。
時のせせらぎ 若き日の追想紀行
文芸（単行本）
はるか時の彼方に熱い想いとともに甦る心のふるさと
著者自身が訪ね歩いた三浦文学の原点
三浦文学を生んだ11の風景
駒込／銀座／調布／荻窪／深川／早稲田／浅草・上野／三宿／八戸／金田一温泉／一戸
大江戸リサイクル事情
文芸（単行本）
江戸庶民の合理的な暮らしの知恵の数々！！
“江戸”は壮大なリサイクル都市だった！藁、竹、下肥、灰など、太陽エネルギーを有効利用していた江戸庶民の生活を、図版多数でビジュアルに紹介。
小石川の家
文芸（単行本）
芸術選奨文部大臣賞受賞作。
祖父幸田露伴、母文と共に暮らした10年──。忘れかけていた懐かしく大切なものと優しく清々しい心が甦る書下ろし長篇エッセイ。
人とのつながりは常に愛憎ともにあると母は言っていた。それを悟らせたのは祖父であろう。堪え得たものだけが知るところである。愛という、この美しく人を和ませ、慕わせ迷わせもする言葉の極まった姿に対して、私はあまりに弱くて幼くて思考及ばず、畏れだけを得たと思う。――本文“愛”より
愛蔵版 小説太平洋戦争
文芸（単行本）
太平洋戦争全史を描いた、感動の大河小説！開戦前後の国際情勢から、幾多の死闘をへて、ポツダム宣言受諾に至るまでの太平洋戦争全史を描く唯一の小説。祖国の不滅を信じて散華した人々への鎮魂の巨篇！
日本人の別れ
文芸（単行本）
出会いはすばらしい。別れはもっと深い。 恋人との別れ、戦場の別れ、同志との別れ、俗世間との決別……。日本のすぐれた文芸作品から、日本人の別れの美学を見つめ、探り、うたいあげる書下ろしエッセイ
蓬莱
文芸（単行本）
「日本」を封じ込めたゲ－ム「蓬 」の謎日本史の必然性を盛り込んだシミュレ－ションゲ－ム、「蓬 」。その発売を中止させようとする勢力は、何を恐れ、何を企んでいるのか書下ろし伝奇サスペンス。
風のように・忘れてばかり
文芸（単行本）
私の心のひそかな足取り素顔のエッセイ。
鈍さという才能・検査病・忘れられた講師・白夜の国にて・医者を診る医者・ターニングポイント・銀座今昔
それにしても時の経つのは早く、それにつれて記憶も急速に薄れていく。この時の流れの早さと忘れ易さは、わたしの生来のものなのか、それとも情報があふれすぎるせいなのか。このエッセイ集は日常のことに材をとったものが多く、その意味では、この1年余のわたしのひそかな足取りであり、そのときどきに感じた心の覚え書きでもある。
凍土の核
文芸（単行本）
今、話題の北朝鮮核疑惑を巡る近未来小説。在日２世のサイエンスライタ－金子は、北朝鮮・寧辺の原子炉施設の異常を示すデ－タを入手。日韓米ロを巻き込んで、疑惑の核を巡る大謀略の幕が切って落される。
死刑囚 永山則夫
文芸（単行本）
“連続射殺魔”事件と犯人永山則夫の全貌。’６８年秋発生、４人を殺害した“連続射殺魔”事件の全貌と、犯人永山則夫の変貌を鮮烈克明に描出。厖大な記録をコラ－ジュで成功させた画期的な長篇小説である
似ッ非イ教室
文芸（単行本）
小説とエッセイの違いは果してどこにある？不思議でならないことは、英語を習いたてのいちばん初めにあった…。あの単数複数という考え方はなぜ必要なのだろう？奇妙な話をたくさん盛りこんだ異色作品集。