講談社文庫作品一覧

時空犯
時空犯
著:潮谷 験
講談社文庫
私立探偵、姫崎智弘の元に、報酬一千万円という破格の依頼が舞い込んだ。依頼主は情報工学の権威、北神伊織博士。なんと依頼日である今日、2018年6月1日は、すでに千回近くも巻き戻されているという。原因を突き止めるため、姫崎を含めたメンバーは、巻き戻しを認識することができるという薬剤を口にする。再び6月1日が訪れた直後、博士が他殺死体で発見された……。
電子あり
どうした、家康
どうした、家康
著:上田 秀人,著:稲田 幸久,著:井原 忠政,著:小栗 さくら,著:風野 真知雄,著:門井 慶喜,著:砂原 浩太朗,著:永井 紗耶子,著:松下 隆一,著:谷津 矢車,著:矢野 隆,著:山本 巧次,著:吉森 大祐
講談社文庫
人質から天下人へ。徳川家康のドラマチック人生! 幼少で母と生き別れ、少年時代は人質として各地を転々とした徳川家康。戦国の世を勝ち抜き、天下人として幕府を開くまでに、何度も訪れる人生の節目で、都度難しい選択を迫られた。織田家に囚われてから大坂の陣まで、歴史時代小説の精鋭十三人が趣向を凝らす、歴史改変もありの短編集。〈文庫オリジナル〉 織田家の人質となっていた少年時代 桶狭間の戦い 三河一向一揆 三方ヶ原の戦い 本能寺の変後の伊賀越え 小牧長久手の戦い 関東移封 関ヶ原の戦い 大坂夏の陣 など。 徳川家康の節目となった事績や事件をテーマに、ついに天下を手中に収めるまでの分かれ道を彼がどう切り抜けたか、史実に忠実な作品だけではなく、「あのときこうなっていたら」という歴史改変ものも含むバラエティー豊かなラインナップで、超短編を集めました。
電子あり
試験に出ないQED異聞 高田崇史短編集
試験に出ないQED異聞 高田崇史短編集
著:高田 崇史
講談社文庫
博覧強記の薬剤師・桑原崇の超絶推理が冴えわたる「QED」、 天才高校生の論理パズル「千葉千波の事件日記」、 橘樹雅が神話に隠された敗者の歴史を解く「古事記異聞」。 高田作品の人気シリーズが一冊に詰まった贅沢な短編集。 著者本人の自作解説を収録。 エントリー・モデルとしてもおすすめのお得な一冊。
電子あり
すらすら読める源氏物語(上)
すらすら読める源氏物語(上)
著:瀬戸内 寂聴
講談社文庫
『源氏物語』の世界に、すぐに入り込める最高の組み合わせ。 紫式部の原文を瀬戸内寂聴の名訳と解説で楽しむ。 わたしの好きな帖、ぜひ読んでほしい帖、面白い帖を選びました。ーー瀬戸内寂聴 上巻は「桐壺」「空蝉」「夕顔」「末摘花」「賢木」「明石」「関屋」「蛍」。
電子あり
すらすら読める歎異抄
すらすら読める歎異抄
著:ひろ さちや
講談社文庫
「悪人のままに生きなさい」 一度は読んでみたい『歎異抄』。 大きな活字と総ルビつき原文と、ていねいな対訳、著者による解説もたっぷり。 読みやすさ、わかりやすさNo.1の「すらすら読める」シリーズを文庫化。 わたしたちは憤るべきです。 『歎異抄』は、親鸞聖人の没後に、その教えが歪められ、曲解され、親鸞聖人の教えとは異なったものになっている現状を歎いてつくられた書物です。では、「歎く」というのは、どのような行為でしょうか。辞書によりますと、”歎く”は「深く悲しむ」とありました。ところが、ある辞書には、「悲しくいきどおる」という意味が出ていました。それを見て、わたしは気づきました。われわれは悲しむだけでは駄目なんだ。『歎異抄』を読むことは、憤ることなんだ、と。ーーひろさちや
電子あり
帰ってきたK2 池袋署刑事課 神崎・黒木
帰ってきたK2 池袋署刑事課 神崎・黒木
著:横関 大
講談社文庫
TBS『キワドい2人-K2-池袋署刑事課 神崎・黒木』として 連続ドラマ化された人気シリーズ最新作! 真面目な神崎、破天荒な黒木。 真逆な2人の最強のバディが帰ってきた! 池袋のアパートでシングルマザーの死体が発見された。 真っ先に現場に駆けつけた神崎と黒木は、残された幼い娘を前に犯人検挙を誓う。 ところが翌日、2人は突然、捜査本部から外されてしまいーー。 西武と東武の百貨店、サンシャインシティに大型家電量販店、そしてオタクの聖地、乙女ロード。 「池袋」だからこそ、起こる事件がある。 「池袋の治安を守るのが俺たちの仕事だ。困っている人がいたら見過ごすわけにはいかないだろ」 この街は、俺たちを眠らせない。
電子あり
霊獣紀 蛟龍の書(上)
霊獣紀 蛟龍の書(上)
著:篠原 悠希
講談社文庫
大ヒット作「金椛国春秋」シリーズに続く気鋭のファンタジー作家の注目作。 「三国志」の時代から続く戦乱の中国、五胡十六国時代。 「あの人が聖王になるのを助けたら、ぼくも神獣になれるかな」 神獣・赤麒麟の一角麒は、山で蛟の子・翠鱗を拾い、新入りの霊獣として大切に育てる。 人界で人間に変化することを学ぶ折、翠鱗は光の輪に包まれた若き将軍・符堅に出会い、聖王の徴を見る。 翠鱗は天命を試さぬまま、偶然、符堅に再会し、そのまま彼の理想と聖王の器を守っていく決意を固める。〈書下ろし〉
電子あり
祟り神 怪談飯屋古狸
祟り神 怪談飯屋古狸
著:輪渡 颯介
講談社文庫
看板娘お悌が納得する怪談を聞かせるか、話に出てきた怖い場所を訪れると、飯代を無代にしてくれる一膳飯屋「古狸」。修業先で喧嘩して飛び出して貧乏な虎太は、お悌に一目惚れして「古狸」に入り浸る。怖がりのくせに、ついつい怖い目に遭ってしまう虎太は、盗賊の頭目「蝦蟇蛙の吉」たちに皆殺しにされ空き家になった家に忍び込み、行方知れずの鶴七の謎を追いかけようとするのだが? 今度はどんな幽霊を引き寄せるのか? 怪談+謎解き+グルメ+片思いのてんこ盛り時代小説、第二弾! 
電子あり
魔王 新装版
魔王 新装版
著:伊坂 幸太郎
講談社文庫
「これはもしかして」 安藤は、自分が念じた言葉を相手が必ず口に出すと偶然気づく。 「腹話術」と名付けた能力を携えて、彼は一人の政治家に近づいていく。 同居する弟の潤也は兄が迫りつつある不穏そのものを直観する。 未来にあるのは青空なのか、荒野なのか。 世の中の流れに立ち向かおうとした兄弟の物語。
電子あり
風雲 戦国アンソロジー
風雲 戦国アンソロジー
著:木下 昌輝,著:矢野 隆,著:天野 純希,著:武川 佑,著:澤田 瞳子,著:今村 翔吾
講談社文庫
命懸けの、夢。 黒田官兵衛、前田利家、松永久秀…… 野望うずまく乱世を豪華布陣が描く、傑作小説集! 矢野隆「一時の主」 関ヶ原の戦いを前に、天才軍師・黒田官兵衛が息子に命じたのは―― 木下昌輝「又左の首取り」 傾奇者の前田”又左衛門”利家は、戦の作法などお構いなしで―― 天野純希「悪童たちの海」 大内義隆の重臣の子・冷泉新五郎は、かつて明を目指して船に乗り―― 武川佑「鈴籾の子ら」 上杉景勝に謀反を起こした新発田重家の胸には、亡き兄の言葉が―― 澤田瞳子「蠅」 豊臣秀吉に新大仏建造を命じられた木食応其は、高僧らしくなく―― 今村翔吾「生滅の流儀」 織田信長の大軍に包囲された松永久秀は、信貴山城で死を覚悟し―― ※本書は単行本『戦国の教科書』収録の短編小説を再録したアンソロジーです
電子あり
乱れ坊主 公家武者信平ことはじめ(十一)
乱れ坊主 公家武者信平ことはじめ(十一)
著:佐々木 裕一
講談社文庫
累計140万部突破! 子が生まれる。 父として武士として、 もっと強くなる。 これぞ江戸活劇! 実在した公家武者を描いた 大人気時代小説シリーズ! ーーー 旗本となった鷹司松平信平の妻・松姫は子を宿していた。 夫に心配をかけまいと気丈に振る舞う松姫に、 京の信平は薬と林檎を送る(「林檎の香り」)。 多額の借金を抱えた旗本の妹がさらわれた。 疑わしいのは、あろうことか寺の和尚で(「乱れ坊主」)。 実在した公家武者の爽快無比な立身譚、始まりの物語第十一弾!
電子あり
最高の任務
最高の任務
著:乗代 雄介
講談社文庫
第162回芥川賞候補作の表題作と、傑作中篇「生き方の問題」を収録。 「手紙」と「日記」を通して、「書く」という行為の意味を問う――。 野間文芸新人賞受賞の気鋭による青春小説集!  「最高の任務」 大学の卒業式を前にした私は、あるきっかけで、亡き叔母にもらって書き始めた、小学生の頃の日記帳をひもとく。日記を通して語られていく、叔母との記憶……。 「生き方の問題」 僕は、2歳年上の従姉に長い手紙を書き送る。幼い頃からの思慕と、一年前の久しぶりの再会について……。
電子あり
ここはとても速い川
ここはとても速い川
著:井戸川 射子
講談社文庫
『この世の喜びよ』で第168回芥川賞受賞! 注目の詩人による、初小説集。 読んでいる間、ずっと幸福でした。――川上弘美 保坂委員が説明の途中で嗚咽した場面は 野間新人賞の選考の歴史に刻まれよう。――長嶋 有 選考委員〈小川洋子、川上弘美、高橋源一郎、長嶋 有、保坂和志〉 満場一致の、第43回野間文芸新人賞受賞作 【あらすじ】 児童養護施設に住む、小学五年生の集。 一緒に暮らす年下の親友ひじりと、近所を流れる淀川へ亀を見に行くのが楽しみだ。 繊細な言葉で子どもたちの目に映る景色をそのままに描く表題作と、 詩人である著者の小説第一作「膨張」を収録。 選考委員の絶賛を呼び、史上初の満場一致で選ばれた、第43回野間文芸新人賞受賞作。
電子あり
よむーくノートブック
よむーくノートブック
イラスト:よむーく
講談社文庫
講談社文庫オリジナルキャラクター「よむーく」のノートができました! 講談社文庫50周年を記念し誕生した、オリジナルキャラクター「よむーく」。 坂崎千春さんによるイラストをちりばめた、素敵なノートです。 よむーくと一緒に、日々の楽しいことを書き込みませんか?
よむーくの読書ノート
よむーくの読書ノート
イラスト:よむーく
講談社文庫
講談社文庫オリジナルキャラクター「よむーく」と一緒に、読書の記録をつけよう! 本が大好きで、胸のポケットにいつも文庫本を入れている、しろくま「よむーく」。 講談社文庫×イラストレーターの坂崎千春さんのコラボで誕生しました。 そんなよむーくのイラストをちりばめた、楽しい読書ノートが登場! あなたの評価や感想を100冊分、記録できます。 あなただけの一冊を完成させてください!
ダーク・アワーズ(下)
ダーク・アワーズ(下)
著:マイクル・コナリー,訳:古沢 嘉通
講談社文庫
二人組のレイプ犯(ミッドナイト・メン)も同夜に犯行を重ねており、バラードは忙殺される。射殺事件でボッシュの協力を得た彼女は、動機の解明につながるギャング団の内通者に接触しようとする。だが、その行動から彼女は警察の暗部を敵に回してしまった――。ボッシュとバラード、孤高の二人が夜のロサンジェルスを駆け巡る。 ハリー・ボッシュとレネイ・バラード共演第3弾。 「本書は、コナリー作品のなかでもトップ・スリーに入る。彼の速球は健在だ。アメージングだ」 ――ショーン・キャメロン/ザ・クルー・レビューズ 「バラードとボッシュがますますよくなっている……コナリーは捜査を描き、強烈なサスペンスを作りだすことにおいて業界最高のひとりだが、バラードとボッシュの関係──おなじ困難だが重要な仕事に専心するふたつの優秀な頭脳から育まれる仕事上の友情──が、そこに加えられた特典である」 ――コレット・バンクロフト、タンパベイ・タイムズ紙 「もっともわくわくさせられる作品であり、警察小説の未来への希望的観測である」 ――ポーラ・ウッズ、アルタ・ジャーナル誌 「これは傑作だ」 ――パブリッシャーズ・ウィークリー誌星付きレビュー
電子あり
スクロール
スクロール
著:橋爪 駿輝
講談社文庫
YOASOBIの大ヒット曲「ハルジオン」の原作者としても知られる 橋爪駿輝の本作は、北村匠海と中川大志のW主演映画の原作です。 (2023年2月3日全国公開予定) [SCROLL] スクロール 出演:北村匠海 中川大志 松岡茉優 古川琴音 監督・脚本・編集:清水康彦 脚本:金沢知樹 木乃江祐希 原作:橋爪駿輝「スクロール」(講談社文庫) 音楽:香田悠真 撮影:川上智之 照明:穂苅慶人 録音・音響効果:桐山裕行 美術:松本千広 製作:「スクロール」製作委員会 制作プロダクション:イースト・ファクトリー 配給:ショウゲート SCROLL-MOVIE.COM 「僕」の前に突如現れた女子高生ハル。僕の隣に住む元彼の「音」だけでも聞きたいと 僕の部屋に上がってきた「童貞王子」。希望部署にいけずに燻っていたユウスケは バーで出会った菜穂と付き合うが、ある事件取材をきっかけにふたりの関係は変わっていく 「スクロール」。など、全5編収録した鈍色の青春を駆ける物語。
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神様の思惑
神様の思惑
著:黒田 研二
講談社文庫
「僕を殺してくれる?」 あのとき、そう願った少年。 二十年ぶりの邂逅によって、謎は解き明かされる。 隠された愛が涙を誘うミステリ集! 美しい伏線、感涙のミステリ。 『神様の思惑』は、令和になって奇跡的に発掘されたタイムカプセル ――解説(ミステリ評論家・大森滋樹)より 技巧ミステリの名手による、深い家族愛をめぐる五つの物語。 遊園地で休憩中の若い父親は、清掃員の男性に頼まれ、迷子の親捜しをする。 そこで、清掃員がかつて近所の公園で寝泊まりしていた「カミさん」だったことに気づく。 彼は少年時代、「カミさん」に自分を『殺してくれ』と頼んだことを思い出す(表題作「神様の思惑」)。 隠された愛が涙を誘うミステリ短編集(『家族パズル』改題)。
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創竜伝(14) 月への門
創竜伝(14) 月への門
著:田中 芳樹
講談社文庫
京都の空には異形の怪物や新型兵器、地上には機動隊員やトカゲ兵…京都幕府を誕生させた小早川奈津子と手を組む竜堂四兄弟に襲いかかる無数の敵。蹴散らせども蹴散らせども奴らは次々やってくる。四兄弟は身を隠そうとある人物を頼って名古屋へ向かうが、そこで目にしたのは「閣下」と呼ばれる黒幕が引き起こした惨劇だった。 怒りの四兄弟vs.傲岸不遜な黒幕、苛烈な戦いへ!
奇譚蒐集家 小泉八雲 終わりなき夜に
奇譚蒐集家 小泉八雲 終わりなき夜に
著:久賀 理世
講談社文庫
この世ならぬものたちにご用心。 怪異に潜む、切ない真実。 大英帝国を舞台におくる、青春×ホラー×ミステリーの傑作! 「奇譚蒐集家 小泉八雲」シリーズ待望の最新刊! 若き日の小泉八雲――この世の怪を蒐集するパトリックと相棒のオーランドの元に持ち込まれる奇妙な相談の数々。知らぬ間に教室にいる「何か」、曰くつきのドールズ・ハウスから消えた人形、女の霊に憑かれ死相を浮かべる青年――。怪現象に迫る二人を待ち受ける、切なすぎる真実とは。
電子あり